【実況者】憧れのあの人【セピア】 (ページ23)

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第二十二話ページ23

何でこんな状況になったのかわからず、私は固まっていた。耳元から聞こえるセピアさんの吐息に私は酔っているせいか、少しだけ変な気持ちになった。

「セピアさん、離してあげてください。困っていますよ。」

「やーだ。つわはすさんにはAちゃんはあげないもんね。」

セピアさんがとても幼くなっている…可愛い。
つわはすさんがセピアさんを離そうとしたら余計力を強くして抱きつく。

『せ…セピアさん、苦しいっ…』

「ん〜。Aちゃんこっち向いて。」

セピアさんは力を緩めて私を正面に向けると、顔を近づけてきた
そして頬に柔らかいものが当たった

「フフ、ふにふにしてるね〜。」

そして頭を撫で始めた。私は今起きた事を理解しつわはすさんの所に逃げる
心臓がバクバクしていてうるさい

「コジマさん、今の見ましたか？」

「もっちろーん！セピアさんイケイケー！」

先輩とコジマさんはセピアさんを応援している
つわはすさんは私の前に立ってセピアさんを見つめている

「セピアさん、流石にキスは駄目ですよ。」

少しして皆はかなり酔ってしまった
つわはすさんも先輩達とワイワイしてる
私は酔いが覚めたので食器を洗ったり、ゴミをまとめたりしている
ちょっと心配だけどシャワーを借りる事にした

「あれぇ…Aちゃんは…」

「帰っちゃったかなぁ…」

「男しかいないぃぃ！アブさんショック！」

『ふぅ…』

事前にセピアさんが用意してくれた着替えを着る。皆どうせ泊まっていくんでしょって言ってたんでいつもこうなんだなぁ‥と察した

リビングに戻るとセピアさん以外は寝ていた
セピアさんを探すけど見当たらない

「あ、Aちゃんシャワー浴び終わったんだね。じゃあ俺次浴びてくるね。」

『あれ、酔い覚めたんだね。』

「アブさんがお酒溢しちゃってさ、焦ったよ…それで見事に覚めちゃった。」

さっきの事は覚えていなさそうだったので、私は少しガッカリした

「Aちゃ〜ん、こっち来て〜。」

先輩がソファをポンポンしながら呼ぶ
つわはすさんと先輩の間に座れと言っている
コジマさんは床で寝てしまっているので、上着をかけてあげてソファに座る

「ん〜いい香り…シャンプーの匂いするし顔はほんのり赤いし最高にそそるね。」

先輩はわたしの髪の毛をいじる

「セピアさんに悪いけど、今だけはちょっと許してほしいです。」

つわはすさんは私に抱きついてくる
男性二人に囲まれて私は動けなかった