３４ side翔 ページ34
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Aが、この世界から。
あっちの世界へ逃げ出した。
と聞いて、いてもたってもいれなかった。
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あの、華奢で世間なんて何も知らなそうな小さい女の子が、あっちの世界へ？
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心配で、心配で、俺はすぐに世界の扉を開けた。
冷たい雨が降るあっちの世界。
ああ。Aが、雨に濡れている。
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その髪を、その頬を、その足を、冷やしたくない。
金平糖を一掴み。
ふぅ、と息を吐き、あちらの世界で「マンション」と呼ばれるものを作る。
雨に濡れないように、彼女に、屋根を。･････この手で、傘を。
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顔を真っ直ぐ見たら、見つめてしまうから。
銀縁の眼鏡をかけた。
一番口が堅い松本に助けを求める。
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潤「･････こんな所にこんな建物建てちゃって・笑。あとであいつ等にバレたら散々
ネタにされますよ？笑」
松本はそう笑いながらも、俺と一緒に空を飛び、Aの元へ。
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名乗ることは出来ないから、ただの櫻井翔として
不安に凍えるAに
温かいお風呂を。
温かい洋服を。
温かい、時間を。
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Aが深く眠れるように、Aが望むものすべてを俺が、与えたい。
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何度か魔法を目の前で使ってしまいそうになって、慌てた。
お湯を沸かすヤカンを出した、と聞かれて慌てた。
魔法で出した、なんて聞かれていないのに。
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言葉をかわすたびに、好きになる。
言い伝え？違う。
俺が。
Aを、好きになる。
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な(プロフ) - 何回読んでもほんとに大好きなお話です！ (2018年2月2日 16時) (
レス) id: 4a932a7616 (このIDを非表示/違反報告)
おれお。(プロフ) - 占ツクの小説の中で、これがいっちばん好きな作品です！！そこまで嵐が好きってことではないんですが(笑)、この櫻井くんだけはほんっとに大好きになってます！！もー大好きです(*´艸`) (2017年11月11日 13時) (レス) id: 7c15ab1247 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 先程の続きになります。 実はもうファンを卒業してしまったのですが、ヲタ卒しても何度も来てしまいます。この作品は何度読んでも本当に飽きません。これからも何度も読みに来ると思います。長文失礼致しました。 (2016年3月21日 3時) (レス) id: 830f15669d (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - このお話が大好き過ぎて読むのが今回４回目か、５回目でした笑 お菓子とキラキラと魔法と恋。女の子の大好きな物と、こんな風に愛されたいという女の子の希望が詰まった私の大好きな作品の一つです。 (2016年3月21日 3時) (レス) id: 830f15669d (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ(プロフ) - 作者お気に入り登録させていただきました！他の作品も読んだんですが、めちゃめちゃドツボでした(*^^*)これからも応援してます！ (2014年12月1日 21時) (レス) id: 429496ea68 (このIDを非表示/違反報告)
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