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櫻井さんがオシャレなカフェのハンバーガーを教えてくれたけれど。
私はごくごく普通のファーストフード店を希望する。
カウンター席に並んで１コインのハンバーガーセットを食べる。
A「美味しい！」
翔「げ。ピクルス２枚も入ってる」
櫻井さんが肘をついてハンバーガーを咥える。
A「ピクルス嫌いなんですか？」
翔「･･････大人だから好き嫌いなんてない････」
A「･････食べてあげましょか？笑」
なんてちょっとおどけて言ったら櫻井さんがニヤリ、と笑って親指と人差し指でハンバーガーに
挟まれていたピクルスを持つ。
翔「そんなに食べたいならあげる笑」
子供みたいにニヤ、って笑う櫻井さん。
翔「あーん」
・
・
･･･････食べさせて、って言ったわけじゃないけど。
私は口を開く。
どれくらい開けば口に入るのか、は分かる。
だけど男の人の前で口を開ける。
どれだけ開ければ、いいのか、分からない。
・
・
・
翔「ん」
櫻井さんの指が挟むピクルスの味は。
唇に一瞬触れた櫻井さんの指の感触だけを脳が追いかけて、全然、分かんなかった。
・
・
翔「飲む？」
と出された櫻井さん飲みかけのホットコーヒーの味も。
翔「はい。あーん」
と出された一番長いポテトの味も。
なにも、分かんなかった。
・
・
翔「映画、行こか」
最後のポテトを私の唇に「ん」と挟んだ後、櫻井さんがスマホを開く。
翔「どんな映画が好き？」
唇に着いたお塩の粒。
翔「女の子は恋愛モノ？」
櫻井さんがスマホの画面を私に見せる。
見せながら紙ナプキンで私の唇に遺った塩をチョン、と拭いたから。
画面にズラーと表示された映画のタイトルも内容も。
なにも、分かんなかった。
・
・
・
私が「恋愛モノ以外で！」と選んだ映画は海外の有名な俳優さんがずっと激しいアクションをしている
目が離せない映画で。
映画館がおおっとどよめいたり、どっと笑ったりしたけれど。
隣の席の櫻井さんに握られた右手と。
口にゆっくり入れられるキャラメルポップコーンの味と
・
・
櫻井さんの指で、
・
・
やっぱり、なにもわかんなかった。
櫻井さんが選んで買ってくれたベージュのモコモコのコートの中で私、胸が苦しい。
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な(プロフ) - 何回読んでもほんとに大好きなお話です！ (2018年2月2日 16時) (
レス) id: 4a932a7616 (このIDを非表示/違反報告)
おれお。(プロフ) - 占ツクの小説の中で、これがいっちばん好きな作品です！！そこまで嵐が好きってことではないんですが(笑)、この櫻井くんだけはほんっとに大好きになってます！！もー大好きです(*´艸`) (2017年11月11日 13時) (レス) id: 7c15ab1247 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 先程の続きになります。 実はもうファンを卒業してしまったのですが、ヲタ卒しても何度も来てしまいます。この作品は何度読んでも本当に飽きません。これからも何度も読みに来ると思います。長文失礼致しました。 (2016年3月21日 3時) (レス) id: 830f15669d (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - このお話が大好き過ぎて読むのが今回４回目か、５回目でした笑 お菓子とキラキラと魔法と恋。女の子の大好きな物と、こんな風に愛されたいという女の子の希望が詰まった私の大好きな作品の一つです。 (2016年3月21日 3時) (レス) id: 830f15669d (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ(プロフ) - 作者お気に入り登録させていただきました！他の作品も読んだんですが、めちゃめちゃドツボでした(*^^*)これからも応援してます！ (2014年12月1日 21時) (レス) id: 429496ea68 (このIDを非表示/違反報告)
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