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智「･････困ったなぁ〜･････俺と一緒に帰らないと、こわーいお兄さんが来ちゃうよ？」
身体が震える。けど。
A「帰りません。お嫁にも････いきません」
声は、ちゃんと大野さんに、届いた。
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大野さんがポリ、と自分の頬を指で掻いた。
智「･･････結婚が嫌になっちゃったってことは････ハハーン」
大袈裟に肩をすくめた大野さん。
智「好きな男が出来ちゃった？」
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その言葉で、櫻井さんが浮かんだ自分は、知らない。
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人生で一番不安で揺らいでいる今。に、出会えた人が優しくて、浮かれているだけだ、って思う。
現実を見たくない私は、恋をしたつもりでいるだけだ、って思う。
･･･････思わないと、辛いって、分かってる。
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智「もしもし〜？」
昨日の相葉さんみたいに、大野さんがキラキラ青く光るスマホに喋り出す。
智「Aちゃん、他に好きな男がいるんだってさ〜。どうする？え、お前が言えよ〜
オッサンの好きなオンニャノコは他の男に夢中ですよって。ヤダよ、俺。面倒だもん〜え？
オンニャノコって言い方が気持ち悪い？え？････嘘だ、俺、これイケてると思って可愛いオンニャノコに
絶対言ってたのに･･･あ、またオンニャノコって言っちゃった･･････」
大野さんはそのまま、白い煙になってポン！と消えた。
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ヘナヘナと足の力が抜ける。
････逃げてるつもりでいるのはきっと、私だけ。
相葉さんも、大野さんも、本気を出したら私を連れて帰ることなんて簡単なはず。
連れて帰らないのは･･････試してる？遊んでる？
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ぎゅう。と指を握りしめる。
心臓がキュウと緊張で締め付けられ、苦しい音をたてる。
ドクン・ドクン･･･心臓の大きな音の合間に
私の夢。お父さんの顔。お母さんの顔。･･････櫻井さんの顔。
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その時、バン！と勢いよくドアが開いて。
ついさっき出掛けたばかりの櫻井さんが、そこに立っていた。
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な(プロフ) - 何回読んでもほんとに大好きなお話です！ (2018年2月2日 16時) (
レス) id: 4a932a7616 (このIDを非表示/違反報告)
おれお。(プロフ) - 占ツクの小説の中で、これがいっちばん好きな作品です！！そこまで嵐が好きってことではないんですが(笑)、この櫻井くんだけはほんっとに大好きになってます！！もー大好きです(*´艸`) (2017年11月11日 13時) (レス) id: 7c15ab1247 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 先程の続きになります。 実はもうファンを卒業してしまったのですが、ヲタ卒しても何度も来てしまいます。この作品は何度読んでも本当に飽きません。これからも何度も読みに来ると思います。長文失礼致しました。 (2016年3月21日 3時) (レス) id: 830f15669d (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - このお話が大好き過ぎて読むのが今回４回目か、５回目でした笑 お菓子とキラキラと魔法と恋。女の子の大好きな物と、こんな風に愛されたいという女の子の希望が詰まった私の大好きな作品の一つです。 (2016年3月21日 3時) (レス) id: 830f15669d (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ(プロフ) - 作者お気に入り登録させていただきました！他の作品も読んだんですが、めちゃめちゃドツボでした(*^^*)これからも応援してます！ (2014年12月1日 21時) (レス) id: 429496ea68 (このIDを非表示/違反報告)
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