＊カルマの欠片たち＊ (ページ34)

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＊あとがき２＊ページ34

松本さんの「永遠の記憶」は、唯一、ニノミヤカズナリに意見する人。でした。

言いそうでしょう？笑

いつの時代も成功者になる。

強さも、能力も、判断力も、全て持っているのに、愛する人を失くす瞬間に

それら全てを捨てることを何の躊躇もしなかった松本さんの一本の光。

間違っているのでしょうけれど、その光を書きたかった。

結果、永遠の記憶というカルマを背負う訳ですが。

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そして櫻井さん。

櫻井さんだけが、「二宮和也」と言っています。

漢字で呼ぶ所に、櫻井さんの生真面目さを出しました。

唯一、二宮さんに敬語の人です。

罪は最後、許されたのでしょうか。

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最後に二宮さん。

微笑みながら、月のような冷たさと明るさを書きたかった。

彼目線で最後まで書いていたら、どうしても彼は救われませんでした。

彼の聡明さが、どうしても愛する人を犠牲にすることに繋がりませんでした･･･。

なので最後のお話だけ、２人目線です。

救いにはなっていませんね。

彼女は大きなカルマを背負いました。

二宮さんが成長し、彼女と出会う時、何をどうするかは分かりません。

「愛ゆえに」人はカルマを背負う。

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なので、オワリであり、ハジマリです。

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自分の中で、書くのは大変なお話でしたが

最後まで書けて、とても今、穏やかな気持ちでいます。

書けてよかった。

最後まで読んで下さった方々に心からのお礼を。

ありがとうございました。

2011.9.9 瀬音