□CASE２１□ ページ22
･･････叫ぶ。のはいつもの私。
今夜の私もキャーも、助けても、言ってる場合じゃない。
・
・
悪の怪人がゲヘヘヘと笑って道を塞ぐのを「どいて」と短く遮った。
♪♪♪♪･･････。
着信音がバッグの中で鳴った。
ゲヘヘヘと笑っている悪の怪人に、着信中と光るスマホ画面を見せた。
着信中 二宮さん
・
悪の怪人がゲヘ？と笑うのを止めた。
・
「熱は下がったんですか？」
昨日、私に散々我が儘を言って、アイスだのプリンだのうどんだの買って来させた二宮さんは
今朝もまだ、熱があった。
赤い頬で眠る二宮さんに、早く治して出ていって下さい。という言葉は言えなくて。
今日も私は二宮さんの食べ物を買って家路を急ぐ。
まるで一緒に住んでいるみたいだな。なんて思う。
・
和「お前の服、なんか臭い」
朝よりずいぶん張りのある声が、聞こえた。
「････は？服？」
和「汗かいてたからTシャツ借りた」
「え！？そんな、勝手に････」
悪の怪人が今日も私を気の毒そうに見てる。
和「下着買ってきて」
「は？下着？」
和「下着も汗でビショビショだもん。気持ち悪い」
「そ、れは分かりますけど･････」
和「つぅかさ、お前のパンツ、ベージュばっかりだな」
「！！！！！！！！！」
・
・
Tシャツが入っている棚の上段。
そこは私の「下着入れ」だ。
「ちょ！なに見てるんですか！やめてくださいよ！！」
和「お前、これはもうダメだろ。ゴム伸びてんじゃん。
腹肉で止まるとはいっても限界だろ」
「ぎゃあ！やめて！やめてください！」
悪の怪人はそっと目を伏せた。
和「このパンツは萎えるわ〜」
「やめて！やめろ、馬鹿！」
和「ん？こっちはブラか。なんだお前、太ってんのに胸は小さいんだな。
デブの唯一のメリット巨乳の恩恵も受けれず･･････可哀想だな･･････」
「ぎゃああ！！！最低！あんた最低！！」
和「黄ばんだパンツと型崩れブラに乾杯☆」
「･･････っ！！！」
・
・
もう私を直視出来ない悪の怪人に「頂戴」私は低い声で言った。
ゲヘ？とキョトンとする悪の怪人。
・
「武器！持ってんでしょ！早く出して！」
地球？ヒーロー？
知るか。絶対アイツ、ボッコボコにしてやる。
ヒーロー二宮和也を今なら私、どんな悪いヤツゥよりも勢いよく、殺れると、思う。
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storm1030(プロフ) - なんか･････いつもとちがいますね？おもしろいです。けど。 (2015年6月30日 21時) (
レス) id: 43817020fb (このIDを非表示/違反報告)
小羽(プロフ) - 櫻井さんは傘で携帯叩き割ってくるのね(笑)どこかで聞いたことあるのは気のせいかしら･･･ (2015年3月7日 7時) (レス) id: 6766e28ea5 (このIDを非表示/違反報告)
ハムちゃん(プロフ) - あーもーヒーロー大好きです！！リアルタイムでは読めなかったことも多かったので、まとめてくださって本当に嬉しいです！ (2014年10月31日 1時) (レス) id: b71cbad781 (このIDを非表示/違反報告)
悪道(プロフ) - …夢主ちゃんブスなのね… (2014年8月14日 8時) (レス) id: e2a5920994 (このIDを非表示/違反報告)
みっちー(プロフ) - ヤバい！面白すぎる！声を押し殺して笑うのは大変だわ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 157c53624a (このIDを非表示/違反報告)
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