□CASE１１□ ページ12
「二宮和也！覚悟！」
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･･････前回、なぜかカレーを持っていた、顔だけはものごっついイケメンの潤くん。という悪いヤツゥは
今日も紫のマントを翻し、颯爽と現れた。
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・
私の横で二宮和也が無表情で潤くん。を見ている。
潤「どうした！怖じ気ついたか、二宮和也！」
････今日も潤くん。は最高に悪役だ。
力強い目線も、台詞も、間違いなく、うん。かっこいい悪役だ。
･･････でも。
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・
和「････オイ、ブス」
ヒーロー二宮和也が肘で私をツン！と突いた。
和「お前、言えよ」
「！嫌ですよ！言いにくいですよ！」
私の言葉に二宮和也が思いっきり眉を顰めた。
和「ヤダよ、この人、一番言いにくいタイプじゃん」
「そっ、うですけど、二宮さん知り合いなんでしょ？私より言いやすいでしょう！？」
和「バッカ、お前。赤の他人のブスに言われる方がダメージ少ないだろ。
俺に言われてみろよ。
シャンプー中に目ぇ瞑っている時に思い出して、ああああああああ！って恥ずかしさにのたうちまわるぞ！？」
「でもっ･･･！」
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・
私とヒーロー二宮和也の小声のやり取りを、潤くん。はギロリと睨みつけた。
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・
潤「何をごちゃごちゃ言っている！往生際が悪いぞ！！」
その堂々とした物言いを横目で見ながら、今度は私が、
二宮和也を肘でツン！と突いた。
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和「････しょうがねぇな････」
二宮和也がハァ。と大きなため息をつく。
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私はそっと下を向いた。
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和「潤くん。･･････多分さ、この前のカレーだと思うんだけど･･････」
ああ。私はいたたまれなくて耳を塞ぎたい気持ち。
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和「その、マントの下の白いパンツのさ･････股間部分に、黄色いシミが付いてる」
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・
ああ。
潤くん。の心が折れる音がまた、聞こえた気がした。
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・
・
和「･･･黄色っていうか･･･茶色だから････ウンコに見え」
ヒーロー二宮和也の言葉の途中で「とうっ！」と潤くんは飛び去った。
・
和「あれ、本当にカレーだったのかな････」
「･･カレーだったと、私達は信じてあげましょう」
・
静まり返った夜の闇の中、私達はそっと瞳を閉じた。
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storm1030(プロフ) - なんか･････いつもとちがいますね？おもしろいです。けど。 (2015年6月30日 21時) (
レス) id: 43817020fb (このIDを非表示/違反報告)
小羽(プロフ) - 櫻井さんは傘で携帯叩き割ってくるのね(笑)どこかで聞いたことあるのは気のせいかしら･･･ (2015年3月7日 7時) (レス) id: 6766e28ea5 (このIDを非表示/違反報告)
ハムちゃん(プロフ) - あーもーヒーロー大好きです！！リアルタイムでは読めなかったことも多かったので、まとめてくださって本当に嬉しいです！ (2014年10月31日 1時) (レス) id: b71cbad781 (このIDを非表示/違反報告)
悪道(プロフ) - …夢主ちゃんブスなのね… (2014年8月14日 8時) (レス) id: e2a5920994 (このIDを非表示/違反報告)
みっちー(プロフ) - ヤバい！面白すぎる！声を押し殺して笑うのは大変だわ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 157c53624a (このIDを非表示/違反報告)
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