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A「･･････なにそれ」
私の言葉にまた、チサトちゃんとサユちゃんが「は？」と２人同時に言った。
・
・
「え？違うの？」
A「違うもなにも･････たまたま進学先が同じ土地だっただけだよ」
「ウッソだぁ！」
チサトちゃんが私の胸元をグーで軽くパンチした。痛い。やっぱりチサトちゃん、
絡み酒だわ。
「だって智くん、こっちで推薦で大学決まってたじゃん！」
A「知らないよ」
「でも突然、受験するって言ってさ。それがAっちと同じ土地じゃん。あ、ぜってー
Aっちを追いかけたんだって思ったもん」
「付き合ってたんじゃないの？」
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・
チサトちゃんとサユちゃんのキョトンとした顔に、私こそがキョトンだ。
・
・
A「････んなわけないじゃん。２人とも知ってるでしょ、智がどれだけ
オンナノコと遊び歩いていたか」
「知ってる笑」
「超知ってる笑」
２人がアハハ、と笑う。
・
・
A「反対に聞きたいんだけど」
「なになに？おっ、Aっち、結構巨乳だね！」
絡み酒のチサトちゃんがグイグイと私の胸を揉む。
この酔っぱらったら乳を揉む女子が一定数いるのはどうしてだろう。
・
・
・
頭の中の遠くで、智の、何にも興味がなさそうなあの、ムッカつく顔が浮かんだ。
・
・
A「智のどこが好きだったの？」
・
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・
２人だけじゃない。
同じ高校の中だけじゃなく、他校にもいっぱいいた。
智くぅん(ハァト)と甘い声で智を呼ぶオンナノコ達。
いったいあの女癖が悪い、節操のなさすぎる下半身を持つ男が
昔も今も、特に女から恨まれることなくのうのうと生きてこれた理由は
いったい何なんだろう。
・
・
・
「優しいじゃん、智くん」
サユちゃんが新しいタバコに火を点けながら、言った。
A「優しい？智が？」
「そうそう。あんなに優しいカレシ、他に知らない」
・
・
A「優しい･･･････？」
私はもう一度、聞く。２人をガン見で、もう一度聞く。
・
・
「優しいよ。喧嘩もないし。ホラ、付き合ってるとさ、小さい揉め事あるじゃん？
智くんとはそういうのが全然なかった」
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れもんたると(プロフ) - このクソさ加減と一途な感じ、たまんないです。智sideも見てみたい...笑 最高でした。 (2018年5月6日 2時) (
レス) id: 3e7fadf1c4 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - クソ智 最高でした。(言い方) こういう智だいすきなんですが、このお話の智がいちばんかっこよくてクソでかっこよくて、最高でした。オイシイ智をありがとうございました。(言い方←２回目) これからも瀬音さんを応援させていただきます！！ (2016年9月19日 18時) (レス) id: 9fafcdfc5a (このIDを非表示/違反報告)
なみかぜ(プロフ) - ビッチ智くんは初めて見たのでどんな感じか不安＆期待で読んでたんですけど…とっても良かったです！ (2016年1月5日 20時) (レス) id: 4e72527647 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - こんにちは！！みづきと申します！！オイシイオトコを読ませていただき、智くんの愛嬌や言葉にキュンキュンさせてもらい、ずっとニヤニヤしていました！笑これからも頑張ってください！！応援しています(^^) (2015年9月26日 1時) (レス) id: 7bba366ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - こんにちわ。ココといいます。瀬音さんのお話いくらか拝見しててんですが。もう感動です。感動というか文才！凄すぎる！テンポがよく読んでて笑えるのに、最後は感動やったり笑、私Mやないけどこの話もめっちゃおもろかったです！今から残りの作品読破して来ます笑 (2015年6月16日 20時) (レス) id: ee48ebbedd (このIDを非表示/違反報告)
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