最強ちゃみの千夜一夜絵巻

結婚の条件５ ページ47

ﾁｬﾝﾐﾝ「…ただいま」



意気消沈な夫(仮)
会社(朝廷)から帰ってくるなり膝を抱えて横になった



ﾁｬﾝﾐﾝ「…ﾊｱｧ…(肩で大きなため息)」



まあこの姿を見れば
答えはわかっているが
一応聞いてみる



A「東宮様､何て？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…まだだって」
A「そっか(笑) こればかりは仕方がないでしょう？神様からの授かり物なんだし」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…ｱｲﾂ、ちゃんとやってんのか…？」
A「え？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ｱｲﾂちゃんとやってんのかなぁ？！俺騙してね？騙してんじゃね？！」



なんでﾁｬﾝﾐﾝを騙す必要があるの(笑)



ﾁｬﾝﾐﾝ「だってもう一月だぜ？！一月もあればどれか一発くらい当たるだろ？！」



もう…(呆)
数の問題じゃないって



ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊｯ？！もしかしてまだAに未練があるとか？！」



…もう付き合ってらんない
勝手に言ってて



ﾁｬﾝﾐﾝ「女御のどこが気に入らないんだよ…左大臣の娘とはいえ、左大臣に似たとこ一つもねえし、ま、確かに気は強いけどｱﾚでなかなか可愛いとこがある女だぜ？…ﾋｯ？！な、何？Aなんでそんな怖い顔…？」
A「…詳しいのね」
ﾁｬﾝﾐﾝ「へ？な、何が？」
A「女御様のことよく知ってるのね？ﾁｬﾝﾐﾝ？！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「し、知ってるって…ｯ！(怯え顔)」
A「女御様のとこ行ったでしょう？！忍び込んだのね？！何しようとしたの？！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「な、なんもしてねえ！門前払いだ！相手にもされなかった！」
A「やっぱり行ったんじゃない！ﾁｬﾝﾐﾝのﾊﾞｶ！知らない！」



女好きだとはわかってたけど
よりによって女御様にも手を出そうとしてたなんて！



ﾁｬﾝﾐﾝ「A…」
A「…話しかけないで！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「Aってばぁ…」



もう！
まとわりつかないでよ！

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