頑固ジジイとクソババァ ページ42
確かにユノは黙ってたけど
最後までこれを使おうとはしなかった
ーやはり悪党にはなりきれぬ…ー
そこは良心の呵責ってやつなのかな…
チャンミン「ま、俺に返してくれただけで良しとするか!」
A「チャンミン!私はものじゃ…な…ッ!」
チャンミン「納得なんてしなくていい…俺の気持ちは変わらねえから…」
ずるいよ…
そうやってキスして終わらそうとして
そしたら私
何も言えなくなるじゃん…
【別殿】
右大臣「申し訳ありません…東宮様と競わせるつもりはなかったのですが」
帝「ハハハ、こればかりは仕方ない。人を愛するのは誰にも止められん…それはそちも良くわかっておるだろう?」
右大臣「それは…そうでございますね(笑)」
帝「お互い…愛しいと想うた相手とは幸せにはなれなかったが子供には恵まれた…いい子に育ってくれた…」
右大臣「いい子…朝廷にもろくに顔を出さず、ふらふら遊び呆けて!耳がいとうございます(苦笑)」
帝「よいよい(笑)あの子には宮廷のような窮屈な場所は合わんのだろう…生まれた時から元気な声で泣く子だった…こう手足をバタバタさせてな(笑)」
右大臣「帝…」
帝「そちに預けて良かった…帝の落胤だと東宮否定派の政治に利用されるより右大臣の放蕩息子の方が合っておる(笑)」
右大臣「恐れいります…(笑)」
帝「よう私に仕えてくれたな…感謝するぞ…」
右大臣「帝…」
帝「もうすぐ東宮に…ユノに位を譲る…そしたらまた私のところへよこしてくれ…アレと…チャンミンと喋りたい…帝の頑固ジジイ!って呼ばれながら…」
【右大臣邸】
ーチャンミン…だめ…ー
ー大丈夫だって…すぐ終わるから…ッ!ー
シャッ!
キュヒョン「おい、着いたぞ」
チャンミン「…見逃し」
キュヒョン「降りろ」
チャンミン「…(イヤイヤと首振る)」
キュヒョン「子供か(呆)」
婆や「姫様!」
A「婆や?!」
チャンミン「ゲッ?!クソババァ?!」
婆や「姫様、さあ降りて下さいまし。病み上がりなのですからお休みになりませんと!」
チャンミン「ちょっと待て!なんでババァがここにいる?!」
婆や「今日から姫様がここでお世話になるのですから婆やもお供致すのは当然のこと」
チャンミン「ハアァ?!」
婆や「さ、さ、いきますよ?」
チャンミン「こぅらぁ!勝手に連れてくんじゃねえ!」
キュヒョン「ハァ…(先が思いやられるという顔)」
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愛絵理(プロフ) - あっりがとうごっざいます。ほんっと、どっこまで嫌な女なのでしょう?東宮がこんな女を好きになれない気持ちわかりますっ!こんな女をいい女だなんて言うチャミ様が許せないっ!このままだといったいいつになったら初夜をむかえられるのか?はあぁ〜! (2013年12月7日 23時) (レス) id: 8babc122cc (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» 杉本頂きました。もうとことん嫌な女やな! (2013年12月7日 19時) (レス) id: 8721f12fa8 (このIDを非表示/違反報告)
愛絵理(プロフ) - 女御様、嫌みなタイプ!いっつまでも根に持つ女ってさいってい!子供って人のために作るんじゃないじゃん!さも東宮が主人公に未練があるみたいな遠回しな言い方しって。主人公はきっぱりよくぞ言ったね!スーッとするね。この女御様のイメージ、杉本彩って感じぃ~! (2013年12月5日 14時) (レス) id: 90dda2d537 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - まゆまゆさん» そうではなさそうねf(^_^; ほんと女心は複雑とよく言ったもの。男もわかって欲しいね。 (2013年12月5日 13時) (レス) id: 0e97273796 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» ほんと女御様の真意はどこに…チャミとの初夜…まだまだ先になるのかなぁ(;´д`) (2013年12月5日 13時) (レス) id: 0e97273796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bubu | 作成日時:2013年11月11日 23時