あの時と同じ ページ34
長い廊下をゆっくりと歩く
一歩一歩、のろのろと…
女房たちの部屋だろうか
各部屋全て開けられ
中から女房たちがｼﾞﾛｼﾞﾛと私を見る
そして扇で口元を隠しながらﾋｿﾋｿと話していた
また別の女房が前から歩いて来ると
私を先導する女房にはすれ違い様会釈するも
私は完全無視だった
歓迎されていないことはわかってはいたけど
こんなあからさまに態度に出されると正直落ち込む…
「ここでお待ちを」
案内されたその部屋は
やはり衝立も何もなく正に見世物状態だった
あちこちから感じる視線
もちろん好意的なものじゃない
声は聞こえなくても
私の噂をしているのはわかる
嫉妬
妬み
敵視
A「なんか似てるな…あの時と…」
いつだったか
ﾊﾟﾊﾟの知り合いにあるｲﾍﾞﾝﾄに出て欲しいと頼まれたことがあった
ただ舞台の上で椅子に座っているだけでいいと
座っているだけでいいならと軽い気持ちで引き受けた
内容もよく聞かずに…
当日、それがSMﾀｳﾝでﾁｬﾝﾐﾝのﾊﾞﾗｰﾄﾞで告白される女の子の役だと初めて知った
予め用意された客席に座り
如何にもその場でﾁｬﾝﾐﾝに選ばれたﾗｯｷｰなﾌｧﾝというやらせそのもの
回りもそれがわかっているようだった
それだけに余計視線が痛かった…
ー何であの子？！
ーｺﾈでﾁｬﾝﾐﾝと絡むなんて許せない
ﾁｬﾝﾐﾝに手を引かれ
舞台に上がり椅子に座り歌を聴く
私を見つめながら歌うのは
お芝居だとわかっているのに
そこで初めてﾁｬﾝﾐﾝと出会い
不覚にも私は目の前のｱｲﾄﾞﾙを好きになってしまった…
A「思い出した…あの時好きになったんだよね…」
現世でも叶わなかった淡い恋
今も叶わないのは同じ…
A「そうだ…もう一つ思い出した…」
ﾁｬﾝﾐﾝと一緒に舞台袖に引っ込んだけど
終わった途端、ﾁｬﾝﾐﾝは次の歌の準備にさっさと行ってしまった
A「行っちゃった…」
別に何かを期待してたわけじゃないけど寂しかった…
けどその時
「大丈夫？緊張した？」
と声をかけてくれた人がいた
ﾕﾉ「これ飲んで？」
と、ｺｰﾋｰをくれたﾕﾉ
それがﾕﾉとの出会い
それから次の出番までずっと喋っていた
A「結局…あの時も今もﾁｬﾝﾐﾝとは縁がなかったんだね…」
現世の私が二人のことを覚えているのは何故かこれだけだった
A「でも…」
きっとﾁｬﾝﾐﾝとは何もなかったんだ…
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愛絵理(プロフ) - あっりがとうごっざいます。ほんっと、どっこまで嫌な女なのでしょう？東宮がこんな女を好きになれない気持ちわかりますっ！こんな女をいい女だなんて言うチャミ様が許せないっ！このままだといったいいつになったら初夜をむかえられるのか？はあぁ〜！ (2013年12月7日 23時) (
レス) id: 8babc122cc (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» 杉本頂きました。もうとことん嫌な女やな！ (2013年12月7日 19時) (レス) id: 8721f12fa8 (このIDを非表示/違反報告)
愛絵理(プロフ) - 女御様、嫌みなタイプ！いっつまでも根に持つ女ってさいってい！子供って人のために作るんじゃないじゃん！さも東宮が主人公に未練があるみたいな遠回しな言い方しって。主人公はきっぱりよくぞ言ったね！スーッとするね。この女御様のイメージ、杉本彩って感じぃ~！ (2013年12月5日 14時) (レス) id: 90dda2d537 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - まゆまゆさん» そうではなさそうねf(^_^; ほんと女心は複雑とよく言ったもの。男もわかって欲しいね。 (2013年12月5日 13時) (レス) id: 0e97273796 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» ほんと女御様の真意はどこに…ﾁｬﾐとの初夜…まだまだ先になるのかなぁ(;´д｀) (2013年12月5日 13時) (レス) id: 0e97273796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年11月11日 23時
