どうして?! ページ26
チャンミン「ハァ…一体何日目だよ…A心配してるだろうな…ハッ?! それともヤツの餌食に?!だめだだめだ!おいッ!早くここから出せーッ!」
シー…ン
チャンミン「なんだよ。今日はやけに静かじゃん。おーい!誰かいねえのか!おいってば!」
牢から離れて様子を伺うキュヒョン
「叫んでますね。若様。」
キュヒョン「ほっとけ。そのうち疲れて寝るさ。」
「でも珍しいですよね!若様がこんなに長く1人の女に入れ込むなんて!もしかすると本気の本気だったりして!」
キュヒョン「まあ、な。だから今回は俺も協力してやろうと思ったけど相手が悪すぎる。東宮の女だなんて!あぁ!考えただけでも恐ろしいッ!もうちょっとで取り返しのつかねえとこだったぜ全く!」
「あ、右大臣様!」
頭を下げるキュヒョン
キュヒョン「お帰りなさいませ。東宮様のご婚儀は無事に終わられたのですか?」
右大臣「ああ…中将は?」
キュヒョン「まぁ…あの通りです(困り顔)」
遠くまで聞こえるチャンミンの叫び声
右大臣「フッ…すまぬ。二人とも悪いがもう少しだけ世話を頼む」
「ハイ!」
キュヒョン「右大臣様、本当に…だめなんでしょうか?そりゃお相手は東宮様のご寵愛厚き姫君…ですが若様もいつものお遊びではなく真剣なお気持ちで」
右大臣「わかってる…アレの気持ちは。型通りのことを嫌うアレが私に結婚の許しを乞うたのだから…だが…どうにもならぬ…」
悲しげにチャンミンのいる牢を見つめる
右大臣「キュヒョン、車を出してくれ…」
キュヒョン「またお出かけになるのですか?」
右大臣「ああ…会う必要が出来た…」
もう一度牢を見る
(一生恨んでも構わん…こうすることしか出来ない父を…)
そう心の中で呟く
右大臣を車に乗せ屋敷に向かうキュヒョン
キュヒョン「あれ…?この道どっかで…」
Aの住む屋敷の前に着く
キュヒョン「なんで…?」
Aのいる屋敷だと思い出す
右大臣「今夜は戻らぬ。」
そう言って屋敷の中に入って行く。
急に騒がしくなった外の様子を見ようと部屋から出てくるA
A「なんだろ…?」
すると右大臣の名を呼ぶ声が聞こえる
A「右大臣…?」
自然と右大臣の顔を見ようと足が赴く
右大臣「婆や」
婆や「右大臣様。お待ちしておりました。」
婆やと一緒にいる右大臣の顔を見て驚くA
A「パ…パパ…ッ!?」
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愛絵理(プロフ) - あっりがとうごっざいます。ほんっと、どっこまで嫌な女なのでしょう?東宮がこんな女を好きになれない気持ちわかりますっ!こんな女をいい女だなんて言うチャミ様が許せないっ!このままだといったいいつになったら初夜をむかえられるのか?はあぁ〜! (2013年12月7日 23時) (レス) id: 8babc122cc (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» 杉本頂きました。もうとことん嫌な女やな! (2013年12月7日 19時) (レス) id: 8721f12fa8 (このIDを非表示/違反報告)
愛絵理(プロフ) - 女御様、嫌みなタイプ!いっつまでも根に持つ女ってさいってい!子供って人のために作るんじゃないじゃん!さも東宮が主人公に未練があるみたいな遠回しな言い方しって。主人公はきっぱりよくぞ言ったね!スーッとするね。この女御様のイメージ、杉本彩って感じぃ~! (2013年12月5日 14時) (レス) id: 90dda2d537 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - まゆまゆさん» そうではなさそうねf(^_^; ほんと女心は複雑とよく言ったもの。男もわかって欲しいね。 (2013年12月5日 13時) (レス) id: 0e97273796 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 愛絵理さん» ほんと女御様の真意はどこに…チャミとの初夜…まだまだ先になるのかなぁ(;´д`) (2013年12月5日 13時) (レス) id: 0e97273796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bubu | 作成日時:2013年11月11日 23時