最強ちゃみの千夜一夜絵巻

あと一口 ページ13

ﾁｬﾝﾐﾝ「ぬわぁにぃ？！」


そりゃ食べるんじゃない？
同じ布団で寝てるんだから



ﾁｬﾝﾐﾝ「全部か！もう全部食べられちまったのか？！」
A「全部じゃないよぉ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾎｯ…そりゃ良かった…ってよくねえし！」



興奮し過ぎて自分でﾉﾘﾂｯｺﾐ



ﾁｬﾝﾐﾝ「だったらどんだけ食べたんだ？！」
A「んー…ﾁｬﾐより多かったよ？最後の一口だけ残したってとこ？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「最後の一口…ほぼ完食じゃねえかよ！あのやろう！」
A「だったら食べてよ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「A」
A「私はﾁｬﾐに最後まで食べて欲しいの…」



今度は自分からｷｽをした
はしたないって思われてもいい
だって私はﾕﾉよりもﾁｬﾐに最後まで食べて欲しいんだもの…



ﾁｬﾝﾐﾝ「俺の…妻になるか？」
A「うん…ｯ！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「お前が俺を選んでくれるならもう…他の女のとこにはいかねえ…」



そっと床に押し倒すﾁｬﾐ



A「奥さんは私だけ？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ああ」
A「側室も取らない？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ああ！お前だけだ…」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…ｯ！」



女も権力の生き物
宮家と家臣を秤にかけるなら間違いなく宮家のﾕﾉを選んだだろう

だけど生憎私はこの時代の女じゃない
どんな形であれ
愛してもいない男と結婚するなんて真っ平ごめんだ



ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊｧ…ﾊｧ…ﾊｧ…いいか…？」
A「ﾝ…早く…ｯ！」



ﾕﾉによって開拓され
ﾁｬﾐによって開花された私の身体はいつでも受け入れｵｯｹｰ



あと少しで…完食…だっ…た…



「はい！そこまで！！」
「…ｯ！？」



ﾁｬﾝﾐﾝ「ｷｭﾋｮﾅ！！」



なぬ？！
ぎゅですと？！




ｷｭﾋｮﾝ「時間だ。着替えろﾁｬﾝﾐﾝ」
ﾁｬﾝﾐﾝ「てめえ…あと少しだっつうの！待てや！」
ｷｭﾋｮﾝ「待ったさ。ｷﾞﾘｷﾞﾘまで。今なら右大臣様が屋敷に戻られるまでに着くことができる。今度見つかったら二度と外出出来なくなるぞ？そしたらこの姫様とも会えなくなるぜ？」



ぎゅの癖にいいこと言うじゃん



ﾁｬﾝﾐﾝ「…帰る」
A「う、うん！その方がいいね！着替え手伝ってあげる！」



力無く項垂れるﾁｬﾝﾐﾝに対して
未だ衰えを見せないｼﾞｭﾆｱくん


(すまん…ｼﾞｭﾆｱよ！こんなに元気なお前を生かしてあげられなくて！)



着替えを手伝いながらそっとなでて心の中で謝った




ﾁｬﾝﾐﾝ「やめろA！収まらなくなるだろ！」

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