戦場の華。∞【学校のカイダン】 (ページ13)

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ツバメ「私たちは
いっぱい間違えたり
いっぱい失敗する

でもだからって
私たちを規則で縛って
誰一人変わらない品質の揃った
生徒に作り上げるんですか？」

金時「その通りだ！！！
教育とはそういうものなんだ
何が正しくて何が間違いか
それを規則として教える
自由であれだなんて綺麗事だ」

ツバメ「だからって！！！
どうせ無理って！
諦めばっかり教えて
いい大学に行って
いい会社に入って
いい大人になれ
そう教え続けるんですか？」

金時「ああ、大人に
なる瞬間ってのはな
諦めることを学んだ時なんだ
それが大人になるための教育だ」

ツバメ「そんなの・・
生きてるって感じない

学校はそんな灰色の
コンクリートが
集まる工場なんですか？
同じ形・同じ色に仕訳されて
レールの上をコロコロ転がって
でも私たちはそんな
工場のねじなんかじゃない！！

そんな風に諦めて
転がってるだけの
部品になんかなりたくない！
どうせ無理そんな
言葉はいつだって学べる

だったら！
無理じゃない可能性を、
教えてほしい…ほんの
少しだけでも私たちを信じてくれたって」

金時「悪いがそんな
お涙ちょうだいの話は私には響かない
私はお前らが裏切るのを知っている
すべてをささげても
何も伝わらない事を分かっている」

ツバメ｢違う！！」

彗「第二幕！」

彗はそういうと指をパチンと鳴らした
すると私やおさげちゃんは
舞台袖で思いっきり紐を引っ張る。

すると、中心にある小さな舞台の後ろに
リボン…というかタイツの幕が現れた。

すみれ「何ですか？あれ」

ツバメ「これはタイツ金時が
いた男子校の卒業生たちが
２０年前に作った嘆願のリボンです。

親や学校からそう言えと
強制されたからだから
金時が去った後これを作った
でも学校にも親にも
相手にされなかった誰にも」

するとタクトが一歩出た
そこにスポットライトを当てる哲夫とちょろり。