仔猫五匹 ページ7
十兵衛｢別に凄かねぇーよ。これが仕事だ｣
A｢あ、これを貼ると鼠が逃げるんですか？｣
十兵衛｢おう！ネズミも裸足で逃げ出すぜ｣
A｢へぇー。だから魂がこもってるんですね｣
十兵衛｢………！｣
A｢有難う御座いました｣
そう言って、Aは猫絵を十兵衛に返す
十兵衛｢Aは随分聡い眼を持ってるんだねー｣
A｢眼だけじゃないですよ。それに、それは十兵衛さんも同じ事なのでは？(。-∀-)ﾆﾔﾘ｣
十兵衛｢さて、どうだかねー｣
A｢隠すおつもりですか。まあ、別に構いませんけど。あ十兵衛さん、ご馳走様でした｣
十兵衛｢ああ、お粗末さまでした｣
ご飯を食べ終えたAは
パチンとてお合わせて言った
A｢ご馳走様でしたー｣
十兵衛｢また来るぜぇー｣
久蔵｢まいどー｣
飯やを出て、Aは改めてお礼を言う
A｢ほんとに美味しかったです。有難う御座いました( *・ω・)*_ _))ﾍﾟｺ｣
十兵衛｢いいっていいって。そう言えば、Aは何で江戸に来たんだい？｣
A｢あ、そうだった。白夜、どっち行けばいいの？｣
江戸にわざわざ来た用事を思い出し、
Aは再度白夜に尋ねるが
白夜｢なぁーん｣
A｢多分って……｣
い色々と歩き回ったせいで
白夜も曖昧になっていた
十兵衛｢道がわかんねぇーのかい？｣
A｢はい。十玄さんという絵師のとこに行きたいんですげども……｣
十兵衛｢猫吉師匠のとこにかぇ？｣
A｢十兵衛知ってるんですか？！｣
十兵衛｢ああ、まあな｣
A｢じゃあ、案内頼んでも？！｣
十兵衛｢もちろん、いいぜ｣
A｢わあー！有り難うございます！｣
歩き出した十兵衛の後ろをAもついて行く
十兵衛とAが十玄の家に着くと、
おかみであるお鴇がすぐに出迎えてくれる
お鴇｢あら十兵衛ちゃん、今日はどうしたの？｣
十兵衛｢おかみさん、猫吉師匠は今何を？｣
お鴇｢十玄さんなら珍しく個室に籠って絵を書いてるわよ？｣
十兵衛｢そんなら上がって待ってます。さ、上がって｣
十兵衛が促すとAは遠慮がちに上がる
A｢お、お邪魔します……｣
そんなAを見て、
お鴇はにこやかに笑い、十兵衛に話しかける
お鴇｢十兵衛ちゃん十兵衛ちゃん、((ｺｿいつあんな可愛い子を授かったのよ。その前にお相手は誰？｣
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桜猫(プロフ) - うっわあー、何これ？猫絵十兵衛とかマイナーな小説よく書こうと思いましたね？どれもこれも短いものですぐやめたりしててここまで続けられるのは尊敬します！これからも頑張ってください！ (2019年11月10日 19時) (
レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
巴(プロフ) - ARIAさん» (((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ﾜ-！ありがとうございます！面白いですよね！猫絵十兵衛御伽草紙！ (2015年12月13日 12時) (レス) id: 7c670cddab (このIDを非表示/違反報告)
ARIA(プロフ) - とっても面白いです^^*猫絵十兵衛御伽草紙の漫画も私は大好きです・ω・ (2015年12月13日 8時) (レス) id: 629731a7d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巴 | 作者ホームページ：ホームページの追加は禁じます。
作成日時：2015年6月29日 22時
