第五十八話 落ちたんじゃねーの ページ19
順位がついてるー!
184位だけど、だけど…!
うれしー!!
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A「それでもやっぱり…申し訳ないっすよ。木佐さんにも、彼氏さんにも…」
木佐「でもそれで俺は助かったんだからいいだろ?」
A「そうっすけど……」
木佐「いつものAちゃんらしくないよ!」
A「…それも、そうっすね!ご馳走様でした!」
最後の一口を食べ終えて、パチンとと手を合わせる
木佐さんに会計を任せて言われた通り一足先に外に出ると
だいぶ夏らしくなった空気に息をつく
木佐「だいぶ夏になってきたねー」
A「はい。あ、木佐さん。改めて、ご馳走様でした」
遅れて出てきた木佐さんに再度お礼を言う
木佐「うん。あ、俺このまま真っ直ぐ帰るけど、Aちゃんは?」
A「僕は少し寄りたいところもあるんで」
木佐「そっか。それじゃあ、お疲れ様」
A「お疲れ様っす」
木佐さんと反対方向に別れてから、カバンからハガキを取り出す
A「ええっと、住所は……こっちか…」
花屋のおじさんにもらったはがきを手に
僕は昼下がりの大通りを進んでいく
上條side
今日は大学が休みだ
ついでに野分の仕事も……
だから久しぶりに二人家でのんびりとしていられる
草間「あ、そうだヒロさん!」
上條「なんだ?」
草間「大学の生徒の中に『天間A』って言う女の子いませんか?」
少し遅い昼食をとって、その後片付けをしている野分からの、いきなりの質問だった
上條「天間?さぁな」
草間「そうっすか…。今年だと思ったんですけどね…」
上條「?」
そいつが何かしたんだろうか
上條「知り合いなのか?」
草間「はい。俺が昔バイトしてた花屋あったじゃないですか、そこによく来ていた女の子なんですよ。もう何年も合ってないですけど」
上條「へぇー」
草間「M大に入るって言ってたので、俺の計算があっていれば確か去年受験生だったはずなんですよ。もし現役で大学に合格したら、いるかなと思ったんですけど…」
上條「うちの大学は難しいからなー。落ちたんじゃねーの?」
草間「そうかもしれません」
上條「そいつのこと、随分気にしてんだな((ボゾ」
草間「え?すみません、聞き取れませんでs」
ピンポーン♪
草間「宅配?それともお客さんですかね?」
上條「俺が出る」
草間「あ、ありがとうございます」
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わんこ(プロフ) - 楽しみにしております!更新頑張ってください! (2019年4月20日 9時) (レス) id: 2e63eb2431 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - 終わっしまった・・・めっちゃ続きが気になりますぅぅぅううううぅぅぅうぅぅぅうよぉぉぉおおぉぉ←伸ばしすぎたw (2017年3月21日 23時) (レス) id: e5f93f2a51 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - 続き気になります!更新頑張ってください (2016年12月18日 2時) (レス) id: 4c54ea2902 (このIDを非表示/違反報告)
十三月七星(プロフ) - めっさ面白い!私は個人的に美濃さん柳瀬さんとくっついてほしい… (2016年10月1日 19時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 面白くていつも読んでます(^^) 更新を楽しみにしてます。頑張ってください (2016年6月7日 22時) (レス) id: 42f2ade793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:巴 | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。
作成日時:2015年3月12日 17時