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翌朝

「早速だが、愛川には太宰と敦と一緒に仕事に行ってもらう

太宰から恐怖症について全て聞いた

無理はしないように」

と社長に頭を撫でられる

怖そうなのに優しい撫で方だなぁと思いつつ太宰さんに手を引かれて仕事現場へ急いだ





「…着いたよ那由多君」

そう言われてゆっくり目を開けると其処は路地裏への入り口

実は来る途中で人酔いしてしまい、太宰さんに目を瞑っていろと言われたのだ

その間ずっと頭を撫でられて思わず寝そうになったのは内緒

それにしても…

『…何なんこのデカイの』

今僕達の目の前には太宰さんくらいまでの高さがある鉄の立方体

「わからないから今から調べるんでしょ

敦君、ちょっと切ってくれない?」

「わかりました」

敦さんはそう言うと腕を変化させて爪で立方体を切った

…かっけぇ

「ふむ…中身は刃物ばかりだね

この真ん中の空洞を見る限り此処に爆弾を仕掛けて爆発させる仕組みになっているんだろう

…那由多君は見ない方がいい」

そう言われて覗こうとしていた頭を引っ込めた


「全く迷惑だよねぇ…こんな所にこんなデカイの置かれたら

しかもまだあるみたいだし」

そう言われて奥を覗くと同じような鉄の箱がまたドンッと置かれていた

「敦くぅん…私達することないから次々切ってってぇ」

「何ですかそのやる気の無さは…わかりましたよ…」

はぁ…と溜め息をついて敦さんはばっさばっさと箱を切っていった

ていうか何個あんだよ…



暫くして敦さんが帰ってきた

「どうだった?」

「それがですね…殆どの中身は刃物だったんですが二つだけ何故か開閉出来るようになってて…それだけは見てません」

「そう…

那由多君、私は奥に行くけど何が出てくるかわかんないから此処で待っててくれるかい?」

それに頷くと優しく笑って僕の頭を撫でて奥へと消えていった









…僕の背後の人影に気づかずに

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(プロフ) - あい(笑) (2017年11月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - う腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐←翔也さん参上!おひさー!主くんかわゆす。頑張ってねーコミュ(?)でもいっぱい話そ (2017年11月24日 22時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 千さん» 本当にすいませんm(__)m (2017年11月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - そうですか…ありがとうございます!これからも頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年11月14日 19時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 千さん» すいません 僕の携帯では18フラしかたてれないので… (2017年11月14日 18時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年10月30日 15時

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