⊥先輩！好き…です。２ (ページ7)

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香奈「Aちゃん、何か言いかけてなかった？」

A「…え？あ、…あの…」

香奈先輩について

聞きたかっただなんて

とても言えない…

香奈「二人、ちょっとAちゃん借りてもいい？」

A「…え？」

侑李「うん、どーして？」

香奈「女の子だけのお話」

そうニコっと笑って

私の腕をつかんで、少し遠くへ連れていかれる

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香奈「この辺でいいかな？」

周りに誰もいない事を確認すると

乱暴に腕を離す

香奈「あんた、まさか私の事、差し置いて侑李に近づこうとしてたわけ？」

A「そ、そんな……」

ガラッと態度が変わってしまった

また怖い香奈先輩に…

…どうして？

香奈「今日、私は侑李と二人で帰るから。協力してよね」

A「……え？」

香奈「幸い、涼介は貴方の事、気にいってるみたいだし」

A「………」

香奈「何も言わないなら、いいって事よね。邪魔しないでよ」

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とっても冷やかな顔だったのが

一気に晴れやかになる

香奈「ゆ～り、今日も二人で帰ろう！」

侑李「…え？」

こんな人の事なんか応援したくない

涼介「香奈、皆で帰ろうよ」

香奈「だって、Aちゃんは涼介と二人っきりで帰りたいみたいだよ？」

そんな事、思ってないのに

香奈先輩が一人で、どんどん話を進めてくる

山田先輩も不思議そうに私を見る

そうだよね

だって山田先輩は、私が知念先輩の事好きだと知ってるんだから

香奈先輩の言葉は、おかしいと気づくけど…

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侑李「あ、なるほど。…だったら二人にしようか」

知念先輩は、私と山田先輩をくっつけたいから

香奈「よしっ！決まり。…そしたら行くよ」

知念先輩の腕に絡みつく

そんな様子が目に入ると

胸が苦しくなる

香奈「そしたらお二人さんで」

知念先輩の腕を引っ張って

どこかへ

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山田先輩と二人っきり

涼介「…香奈強引だな」

A「山田先輩……」

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