⊥68 ページ18
.
.
侑李「もし…好きな人がいるなら、僕協力するよ」
…協力?
そんなのしてくれるならしてほしいよ…
でも恋の相手は、貴方だから
協力してほしいけど、無理だよ
A「…知念先輩は、好きな人いないのですか?」
侑李「僕?……いるよ」
…いるの!?
ま、まさか…
A「もしかして…香奈先輩?」
侑李「まさか!…違うよ。…香奈は、Aちゃんに謝ったらしいけど……やっぱり許せない」
A「……知念先輩」
そしたら…違う人なのか
一体誰なんだろう
A「知念先輩の好きな人って事は、…きっと素敵な人なんでしょうね」
侑李「うん。とっても素敵な人だよ。心が綺麗な人でとっても可愛い子」
A「そー…なんですか」
そんな子いるんだなぁ…
そういう子だったら、知念先輩と付き合っても幸せになれるよね
心から応援したいと思う
.
.
侑李「…気づかない?……Aちゃんの事だよ」
A「……うん?」
えっ!?
侑李「僕、Aちゃんの事好きなんだ」
頭の中が真っ白になる
この言葉は、本当なのか?
胸の鼓動が一気に高まる
A「……あ、あの」
侑李「本当は言うつもりなんてなかった。…僕のせいでAちゃんの事苦しめたり、それに…涼介が好きな人を好きになるなんて…涼介に悪いと思ったから」
…知念先輩の気持ちが少しだけど
伝わってくる
侑李「でも…Aちゃんが好きな人いるって聞いてなんか…すごく悲しくなって」
…どうしよう
すごく嬉しい
胸の鼓動がおさまる事をしらないし
視界がぼやけてきた
侑李「そ、そんなに嫌だった?…ごめん!ごめんね」
首を大きく振った
…違う
この涙は…悲しいんじゃない
嬉し涙
侑李「じゃぁー…どうして?」
.
ここで言わないと
きちんと言わないと
きっと後悔する
それに知念先輩の気持ちを無駄になんかできない
A「…知念先輩の気持ちが…う、うれしくて…」
侑李「…え?」
A「…私も……好きです」
この言葉を口にできるなんて思わなかった
たぶん今、私耳真っ赤だろう
そして…次の瞬間
.
.
**********************
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
。・゜.゚。夢露゚・。・.*(プロフ) - いつまでも、応援してます。大学のほうも頑張ってください! (2016年4月10日 16時) (レス) id: 68c8fa4e22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:侑秋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/event/zyani-zu
作成日時:2016年3月20日 18時