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真希「じゃ、後はお願いします」
保健室を出て
真希と由美が、今日は送ってもらいなさいって
知念先輩と山田先輩に頼んでくれた
二人は、承諾してくれて
涼介「Aちゃん、行こうか」
A「…はい」
侑李「真希ちゃんも由美ちゃんも気をつけてね」
「「はい」」
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侑李「ごめんね…僕のせいで」
そう言って、頭を下げる
そんな…
知念先輩のせいじゃないのに
A「頭なんか下げないでください!…知念先輩のせいじゃないですよ」
侑李「……でも…辛い思いをさせてたのは、事実だから」
そんな…
涼介「知念も、そんな思いつめるなよ。知念が悪いんじゃないんだから」
侑李「いや、僕が悪いよ。…明日、きちんと香奈には、僕から言うから」
A「………」
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A「…今日は…本当にありがとうございました」
もう今日は、ぐったりだ
家に帰ってすぐに休もう
侑李「ううん。…こんな事しかできなくてごめんね」
知念先輩、学校出てからずっと落ち込んでるみたいだった
涼介「Aちゃん。ゆっくり休みなよ?」
A「はい」
涼介「そしたら、俺は知念送って帰るから。じゃね」
A「はい」
知念先輩の肩を叩く
まるで勇気づけるみたいに
その背中を私は、見ることしかできなかった
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そして翌日
何事もなかったかのように学校に行くと決めてた
その事をよんでくれてるのか
由美も真希も、昨日の事はあまり口に出さない
でも…それは嬉しかったし
昨日、改めて、二人は私にとって大切な人だと気づかされた
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今日は、真希と由美がケーキを食べに行こうって
3人で遊びに行くのなんて久しぶり
真希「ちょっと待っててね」
部活の用事があるから
由美と一緒に教室で待機
もう3年生は、引退していて真希達が中心だから
結構大変らしい
由美「真希、頑張ってるね」
A「うん」
ガラガラッ
静かな空間に激しく扉が開く音が聞こえた
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。・゜.゚。夢露゚・。・.*(プロフ) - いつまでも、応援してます。大学のほうも頑張ってください! (2016年4月10日 16時) (レス) id: 68c8fa4e22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:侑秋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/event/zyani-zu
作成日時:2016年3月20日 18時