頼れる先輩は。【センラ】

先輩。-12- ページ13

東京へ出張に行くためのプレゼンを考えていると、折原さんが話しかけてきた。



「Aー、ちょっと話したいことあんだけどええ？」



なんのことだろう。



『いいですよ。どうしたんですか？』



「東京のことやんなけど、Aは俺の友達んとこ泊まるのでもええ？」



私と折原さんと見知らぬ男性で泊まるということなんだろうか？



それはいくらなんでも、失礼すぎるし、相手にもよる。



『私が行くと迷惑になりません？折原さんの友人に。』



「あー、それはもう聞いといたでぇ、あっちは大丈夫やって。」



仕事が早いなぁ。さすが折原さん。



『そうなんですね。あと、その方何もしてこないですか？』



一応私も女子だ。そのくらいは気にしてもいいだろう。



「そうかー、Aも女の子やもんなぁ。
あっちは何もしないから大丈夫やで。」



「もしあっちが何かしてきたら、俺が容赦しないから安心しぃ。」



折原さん、ほんとに頼もしい。



『ありがとうございます。では、お言葉に甘えてお願いしますね。』



「了解、じゃあ上司に伝えてくるな。」



そういって折原さんは上司の所へ行った。

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