嫌い……?4 ページ6
お先に失礼しますねー!と、まふまふさんは帰って行った。
さて、と。
『いつまでいる気ですか』
んー?とスマホをいじりながらゴロゴロするそらるさんに言う。
「寒いから出たくない〜……」
『それ一生帰れませんよ!?』
正直さっさと帰ってほしい。
絵の依頼溜まってるし。
「大人しくしてるからお構いなく〜」
これ以上なにを言っても無駄だと判断し、作業部屋に入った。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――
『んー…!!』
とりあえず、締切近いものを仕上げた。
…そういえば。
そらるさんがいるにも関わらず、驚くくらい静かだ。
いつもなら、勝手にゲームしてるのに。
そーっと部屋から様子を伺うと、どうやら寝ているみたいだ。
…ちくしょう。綺麗な顔しやがって。
ほわほわな黒髪。
女子の私も憧れるほど白い肌。
長い睫毛。
くっそ!くっそ!
『ぐっもーにんそらる!!!』
なんか悔しくなって叫ぶ。
「ん…寝てた?」
『ええばっちり。』
「まじかぁ………」
ふわぁ…とあくびをするそらるさん。
「帰る……」
『はいはい、それじゃ』
半ば強引にそらるさんを外へ出した。
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作者名:金木犀。 | 作成日時:2017年11月20日 17時