検索窓
今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:20,146 hit

夜の色 ページ9





中島「めずらしいね。菊池から飲みに行こうなんて。」






その夜、中島を誘って飲みに来た。




どうしても聞きたいことが沢山あるから。





『お前のクラスに青木A、ってやついるよな?』





そう、保健室で寝てたやつ。





あのサボり魔についてだ。








中島「あぁ、青木か。」


『あいつ、まじ何者?』


中島「あぁ。もう行っているのか。」





中島は保健室に来ているのを知っているらしい




中島「俺、青木のこと三年間担任だから。」




『ずっと、保健室?』




中島「ただのサボりだと思うよ。
  でも、授業出てないのに成績は優秀。お前みたいだな。」






中島はAのことを結構知っていた



さすが三年間担任なだけある。




てか、ホントにただのサボりかよ。






『俺と一緒にするなよ。』


中島「一緒じゃん、不良のくせに成績優秀。サボりも不良だよ。」



俺も高校時代は結構やんちゃだったかもしれない。



でも成績だけは絶対に落とさなかった。


先生に反抗してた俺が、


何で今”先生”なんだろうな。


______



『Aは、お前の授業は出てるのか?』



中島「それがね。一回も出てないの。一、二年と…」




『…!』


さすがに驚いた。


副教科だよ?一番楽なんだよ?


しかも一回も出ていないなんて…



『まじか。あいつすげぇな…』



褒めたくなってしまう…



中島「今年は卒業制作やるから、出てもらわないとな…」



『美術の先生も大変だな。Aがいると…』



中島「そう?てかさ、名前呼びなんだね。青木のこと。」



にやけた顔して聞いてくる中島


こいつ、酔ったな。



『なんだって良いだろ…』



中島「あの風磨が、名前呼びとか怖ーい!」


こいつ、明日も仕事なのに大丈夫か…


てか…。


『”あの”ってなんだよ!』



中島「えー!教えなーい。」



『おい、こら健人!!』


中島「ふまたん怖ーい!!」



_________











『ウ”ェ”』




飲みすぎた…


明日も仕事だっていうのに…



二日酔い確定だな。




しかし、






中島「ふまたんー。家まだー?」






このつぶれたでかい荷物を送らないといけないし



ホントに今日は疲れた日だ。



秘密の色→←風の色



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
設定タグ:菊池風磨 , SexyZone
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:hikaru. | 作成日時:2020年4月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。