赤い色13 ページ28
□
「痛っ!!!!」
風磨「動くなー!派手に転ぶからだろ。」
現在テントにて消毒中
他の生徒は閉会式の最中です
なので、二人っきり。
でも今はドキドキより、痛い方が強い…
「転んでない…転ばされたし…。」
風磨「わかってるよ…」
先生はそう言ってくれた
やっぱり、ドキドキが勝ちそう…
・
・
・
「あぁ、地獄だったぁ…」
やっと、消毒タイムが終了しました!
風磨「お疲れ。良い走りだったよ。」
そう言って頭をポンってする先生
こういうとこズルいよね。
「一位はどこだったんですか?」
風磨「最後に勝利が追い上げてゴール切ってた。
2組だよ。」
「お!やったぁ!!」
風磨「中島が一番喜んでたよw」
先生笑っているけど、目が悲しそう…
どうしたのかな…
風磨「お前、勝利に告られたんだろ?」
「え…?」
普通に先生は話し出した
きっとあの時勝利が言ったんだろう
風磨「学年一だぜ?良いじゃん。」
「ちょっと…先生…。」
先生、そういうのはいつもみたいに笑って言ってよ…
悲しそうに言わないで…
風磨「返事、頑張れよ…」
そう言って先生はテントから出ていった
行かないで…
お願い行かないで…
先生の悲しそうな顔が離れない
誤解しているのかな…
私は先生が好きなんだよ…
好きな人を悲しませてるなんて私、ダメだね…
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#教室
中島「ホントに皆頑張った!!!
この団結した―――――――――」
体育祭後の熱いHRです。
クラス一丸となり挑んだ体育祭
優勝を取ることが出来て、皆最高に騒いでいる
中には熱いHRに涙を流す子も…
凄いな。
私はこの後の返事のことで悩んでいた
風磨先生の悲しい顔
勝利との過去
頭がぐるぐるする…
_____
#放課後
南「A、打ち上げ行く?」
岸「行こうよ!めっちゃ頑張ったんだから!!特に、Aはね!」
「ごめん、用があって…! じゃぁ!」
打ち上げの誘いを断り、勝利の元へ
勝利放課後、中庭で待ってる。
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作者名:hikaru. | 作成日時:2020年4月17日 21時