隠し事の色 ページ15
■
保健室に来るなり弁当を広げてやけ食いしている女子
A達がお昼に来るのはいつも通りなんだけど
やけ食いとか…
しかも、中島のことでお怒りの様子
理由聞いても教えてくれないし…
宝物…?
(ガラガラガラ)
Aがなんか言おうとしたけど遮られた
中島「菊池、避難させてー!!」
なんだよ中島かよ。
避難って、またかよ…
でも今、Aお怒りなんだぞ
しかも、お前のことで。
______
そりゃぁ、言い合いが始まるよな
中島「保健係入りたかった?」
保健係…?
あぁ、体育祭のことか…
何で保健?
って、違うじゃん。
それより、入りたくないってきっぱり言うなよー
てか…
『写真…?』
俺がそう言うとAは魂が抜けたみたいに笑った
お?これは面白いぞ
_________
どんどん問い詰めていく
途中話を逸らされそうになったが気にしない
『俺に見せれない宝物の写真ってこと?』
俺は良い一撃をしたらしい
中島と七瀬と岸は笑いをこらえられなくなっているし
Aに関してはもう顔が死んでいる
携帯を取り出して、
そのまま土下座
ってこれ、
あいつが朝撮ってた俺の寝顔じゃん。
これを宝物って…
あぁ、七瀬が勝手に言ったのね
てか、遊びで俺の顔撮るなよw
Aは必死で言い訳探してる
可愛いな…
俺も携帯を取り出してある写真を出す
俺が朝こっそり撮ったやつ。
それを見たAはめっちゃ驚いてる
許せないって…
俺のセリフだわ!!
まぁ、こいつなら良いかなって…
_________
Aは準備係らしい
体育祭まで俺んとこいられたらお世話が大変ですね
岸「あー!先生、A落ち込んじゃうから!」
Aを見るとカクっって効果音が付きそうな感じに俯いた
何なんだこの生き物は…
まぁ、近くにいなくても俺は多分目で追ってそうだな…
・
・
・
でも、俺とお前は
生 徒 × 先 生
卒業したらいつの間にか忘れるんだよ。
△
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作者名:hikaru. | 作成日時:2020年4月17日 21時