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争いの色 ページ12






長く感じた休憩時間も終わり、やっと授業になる


授業って言っても、学活だけどね。




中島「皆にとってはこの学校最後の体育祭になりまーす。」



うちの学校クラス替えしてすぐ体育祭だから、大体は体育祭で団結する


よくあるよね




てか、”最後””最後”って…




だからか、皆どのクラスも気合が入る




なので…







中島「優勝するぞ!!!」






先生に気合が入ります。






岸「先生すげぇな。」


「うん…」


南「今年は熱いね…。」





私たちは乗り気ではありません。





中島「ってことで、まずは係決め〜」



さっきの気合どこ行った!




________



南「Aどうするー?」


「うーん…迷うなぁ」



黒板とにらめっこ中です


めんどくさい係は嫌だし…






岸「俺、応援団入る!」


「まじか、頑張れ。」



キラキラした目で岸は黒板に走っていった



南「ちょっと!保健と合図の人数やばくない?」




黒板を見ると大半の女子が騒いでいる

泣いてしまっている女子もいる…



合図は、中島先生が担当だから。


女子の係の子がピストルで怖がって、

それを中島先生が助けるっていうのが狙い。




「なんで、保健?」


私のようにサボりたいのか…?





南「ちょ、はぁ?菊池先生に決まってるでしょ…!!!」


「あ…。そっか…!!」


中島先生派と風磨先生派で分かれてるんだなぁ。


合図とか大きい音だから嫌だし…

保健もけが人来たら面倒じゃん…






南「A、やばいよ!行かなきゃ!!!」



「は?」



南が私の腕を引っ張って黒板の前に…


って、何でー?!


私は争いたくないのに…



助けてー!!!!



_____________


今は頭の中が真っ白です


風磨先生ファンの皆様に睨まれております。


それは…





南「Aを保健係にしよう!
  ほら、よく保健室に行ってるし…!それに―――――」





南がこう言うと…



―Aさんは菊池先生に会いに行ってるでしょう?−
―ズルいのよ!!―
―私たちはね_____―




こう言う…





男子はすんなりと係が決まっていて、席について見ている


中島先生も笑いながら見ている



合図係の取り合いも中島先生によって収まったらしいし…


残るのがこの保健係の取り合い




てか何で私がここにいるの…



南「Aも何か言いなさい!!」


南が一番燃えてるし…



「わ、私は―――」




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作者名:hikaru. | 作成日時:2020年4月17日 21時

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