5 ページ5
マイク「ずっと思ってたんだけどよ…A、言いたいことあんなら、イレイザーに言った方がいいぜ。こいつ察しろとか人の気持ちとか、あんまわかんねーから」
相澤「…分からない事はない。そういうのが苦手なだけだ。」
A「じゃあ言わせてもらいますけど！！！3年の時からずーっと！曖昧な態度取るの、なんなんですか！」
言ってから後悔した。あー、先生は私が落ち込んでいるのを励ましてくれただけなのに。
A「3年の時は、教師だからって言われて納得してたけど…卒業してからもずっと同じ態度じゃん！教師だからって理由だったのに、結局変わんないじゃん！」
最悪だ。頭ではわかっているのに…喋り出したら止まらない。でも、先生が私のことを好きかもってなった時からは、もう2年近く我慢していたわけで。女の2年は長いんですよ！とまで言ってしまった。誕生日を祝おうとしてくれた心操にも申し訳ない。
相澤「…落ち着け。飲み過ぎだ。」
またそうやってはぐらかす。そういう曖昧な態度が嫌なのに。
マイク「まあー飲み過ぎではあるけども、Aからしたらそらそー思うわ。お前もわかってんだろ」
相澤「……すまんな、A。」
なにそれ。とか思ったけどこれ以上話すと泣いてしまいそうだったので水をいっき飲みした。
心操が気を遣ってくれて、私と心操はもう帰ることにした。
お会計は先生たちが払ってくれるらしく、心操は挨拶してくるから待ってて。と言ったから私は店の前で待ってることにした。
少しすると心操が帰ってきて、コンビニで飲み物でも買おうと言ってくれた。もう酔いは覚めていた。
A「ごめんね、せっかく誘ってくれたのに。台無しにしちゃって」
心操「いや、大丈夫。相澤先生も色々あるんだろうけど…あの態度はAからしたら嫌だよね。」
A「うん…酔っ払うと、だめだね。ずっと押し殺してた気持ちまで出てきちゃう」
心操「俺だったらもっと早くに言っちゃってると思うよ。逆にここまで我慢できてるのがすごいと思う」
そこまで気を遣わせてしまって申し訳なかった。マイク先生からも、煽るようなこと言ってすまん。とメッセージが来ていたけど私が酔ってたから悪いです、と返しておいた。心操はもう遅いから、と家まで送ってくれてまた明日学校で。と別れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴょん(プロフ) - キリさん» キリさん！読んで頂いてありがとうございます(Ｔ＿Ｔ)めちゃくちゃ嬉しいです♡！スランプ気味ですが続き頑張って書こうと思いました…！これからもよろしくお願いします(Ｔ＿Ｔ)♡ (2021年10月8日 23時) (
レス) id: ceaf9ae22a (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！お話とっても面白くて一話から一気に読んでしまいました！これからも応援しております！ (2021年10月8日 14時) (レス) @page32 id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴょん | 作成日時：2021年8月15日 22時
