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*センセイ24 ページ26












「断る」








先生の凛とした声が響き、顔を上げると女の子の焦った声が聞こえた。








「なっ、なんでよ!!」







動揺する女の子に実弥先生は続けてこういった。









「お前は俺の事が好きで言ってるんじゃねェ。アイツから俺を奪って優越感に浸りたいだけなんだろォ?んなことお見通しなんだよ、そんなのに付き合ってられる程俺は暇じゃねェ。」











冷たく言い放つ実弥先生の声は、怒りを含んでいて女の子はその言葉にやけになって言い返す。








「ふっ、その通りよ。でも残念ね、所詮貴方とあの子は教師と生徒、なにか問題があったら大変じゃない。」









「そうだなァ、確かにアイツの気持ちに俺が答えることはねェ。」






その言葉にチクリと胸が痛んだ。確かにそうだ。
先生にも言われたが、私と先生は立場が違う。願っても叶わない恋なのだ。







しかしその惨めな気持ちは次の先生の言葉に掻き消された。

















「でもなァ、いくら互いに気持ちが届かなくても、俺の気持ちはアイツのモンなんだよ。」










ドクンと一際胸が大きく高鳴り、私は目を見開いた。










「その気持ちが他のヤツに行くことはねェし、そんなつもりもねェよ。」










実弥先生の言葉は真っ直ぐ私の胸に入ってきて、また私の目元は熱くなる。









「俺はアイツが俺の名前を呼んで笑ってりゃそれで十分なんだよ。好きだからこそ、アイツの将来奪うわけにいかねェ」













あぁ、もう......。先生紛らわしいんですよ。








「俺はなァ、アイツが好きだから。アイツが幸せならそれでいんだよ。」











先生、













__大好きです。















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設定タグ:不死川実弥 , 鬼滅の刃 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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あや - 私はさねみん推しで、今学校の数学の先生に恋をしています。なので、このお話を読んでいて、すごく楽しかったです! (2021年9月5日 12時) (レス) id: 676a376a05 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 由瑞さん» ありがとうございます!もう少しお付き合いください〜 (2020年3月26日 9時) (レス) id: 1945be474a (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしています! (2020年3月26日 0時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 殿茶さん» えっ、あの、ありがとうございます、小説連載されてますよね?私ずっと読ませて頂いてました!まさかコメント頂けるなんて、、嬉しい限りです。私も楽しみにしているので頑張ってください! (2020年3月15日 17時) (レス) id: c927656a5e (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - これからの展開に期待!更新頑張ってください! (2020年3月15日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴神 | 作成日時:2020年3月10日 10時

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