*センセイ01 ページ3
*
「ねぇ、もし自分が生徒で相手が先生だった時、その人を好きになっちゃったらどうする?」
お昼休み、私はいつもの様に友達のカナヲとお弁当を食べていた。そんな時に、ふとそんな質問をしてみた。 パクっと卵焼きを口に入れたカナヲは、箸を口元に置いたまま「うーん。」 と考える素振りを見せる。
「その時になってみないとわからないけど、私だったらバレないように隠すと思う。」
「間違いが起きたら大変だもの」と笑いかけるカナヲの一言が、今の私にはかなりグサッ来た。
「そうだよねぇぇー、どうしよう。」
私は深くため息をつくと、チラリと反対側の校舎の窓から見える不死川先生を目で追った。
「相手があの先生なら尚更......。」
隣で呟いたカナヲは私と同じ人物を見た。
そう、私の好きな人は数学教師の不死川実弥先生。
見た目とは裏腹に教え方が上手く、問題が解けた時にくしゃっと笑った顔が優しいと、生徒の間でも評判のいい先生である。
もともと恋愛経験の無かった私は、男の人にただでさえ免疫がなかったのに加えて、あんな風に優しく教えられてしまい、気付けば好きになってしまっていた。しかし好きな人すらいなかった私が、ましてや先生を好きになる。などハードルが高く、日々悶々としているのだった。
「相手に想ってもらうのが無理なら、せめて自分の気持ちを伝えるだけ、っていうのはどうかな?」
「それ......あり?」
何かを企むような不敵な笑みでカナヲを見ると、彼女は「あり」と目を細めて笑った。
そんなカナヲの一言で、私は 先生に気持ちを伝える。という目標を掲げることになった。
*
初めからグダグダでごめんなさい汗
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あや - 私はさねみん推しで、今学校の数学の先生に恋をしています。なので、このお話を読んでいて、すごく楽しかったです! (2021年9月5日 12時) (レス) id: 676a376a05 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 由瑞さん» ありがとうございます!もう少しお付き合いください〜 (2020年3月26日 9時) (レス) id: 1945be474a (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしています! (2020年3月26日 0時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 殿茶さん» えっ、あの、ありがとうございます、小説連載されてますよね?私ずっと読ませて頂いてました!まさかコメント頂けるなんて、、嬉しい限りです。私も楽しみにしているので頑張ってください! (2020年3月15日 17時) (レス) id: c927656a5e (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - これからの展開に期待!更新頑張ってください! (2020年3月15日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴神 | 作成日時:2020年3月10日 10時