35話 お姫様 ページ37
最低。最低最低最低！！！
何なの、何なんだ斗真くんは！！
午後の授業に入り、苛つきながら古典の授業を受ける私。
屋上から戻ってきた頃にはお昼休みの最中で、教室に入るなり夏希ちゃんと大樹に心配された
二人とも温かくて何だか心が滲んだ
…斗真くんより全然温かい。屋上なんていかなければ良かった
…なんて今更後悔しても遅いんだけど。
*
「…大樹、帰ろ」
「ん、今行く」
放課後になってでも未だあの事が頭から離れない私
初めてのキスに女子の脹ら脛触るとかどういう神経してるんですか！！
大体二人初対面(？)なのによくあんな事言えるよ！？
…なんならもう1発蹴っておけば良かった
「…何か怒ってない？俺なんかした？」
「…別に何も怒ってな……え…？」
「ん？どうした？」
「…よお」
壁にもたれ掛かってニッコリと此方に微笑む黒髪の男。
今一番会いたくないのに、何故此処で会ってしまうのだろうか
そもそも、1組の廊下側にいて何をしているのだろう？クラスも何も教えていない筈だ
もしかして誰かを待っていたのだろうか
「…斗真くん…」
「お姫様。お迎えに上がりました」
そう言って私の目の前に手を差し伸べる彼
…この人は本気で言ってるのだろうか
というか、絶対遊んでるよね、私で。
しかもそのお姫様って呼び方は何なんだ。それだけでもう悪感が走る
「…おい」
「はい？」
「お前何してんの？ふざけた事言ってんじゃねえぞ」
いつも明るくて元気のある大樹が怒り口調で斗真くんに投げ掛けた
こんな怒ってた姿を見るの、いつ以来だろうか
それに対し、余裕の表情でいる斗真くん
「何って…"俺の"お姫様を迎えに来ただけですが」
「…A？誰こいつ？」
「…別に何でもないよ。…もう早く帰……っ！？」
そう言い掛けた途端、ぐいっと腕を強く引っ張られた
斗真くんの胸板へ飛び込んだ形になっている
「姫、早く帰ろっか？……俺の言うこと聞けやブス」
「なっ…！っ、離して…！」
最後に耳元にそっと小さく呟きかける言葉に、ハッキリと聞こえた
今こいつ、明らかにブスって言いやがった
女の子に対する口がなってないよこの人…！
無理矢理離れようとするも、男の力には叶わないわけで。
「っ…やめ…」
「そこ、何してるんですか。もう下校時間ですよ」
そう目の前に現れたのは、私の愛しい人でした
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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まなぶ - うわあああ！最高です....絶賛今先生に恋してて、それにちょうど数学の先生なんですよ！....最高なの見つけたと思ったら更新止まってたので更新される日が来ることを願ってます！ (2022年4月11日 1時) (
レス) id: be5b892ffb (このIDを非表示/違反報告)
なー - 2回目読みました！やっばり面白いです、大好きです！続き、、めちゃくちゃ気になります！もし書けそうだったら続き、書いてくださると嬉しいです！！ (2021年7月31日 20時) (レス) id: d3389ae01a (このIDを非表示/違反報告)
たくっち - しゅ…柊汰の身長が160-170cmって…。現実より、全然違う…。柊汰だって、156cmとかだもん。(…多分)文哉がイケメンって…wあの人、現実では、ハゲなのに…面白い設定ですね！頑張って下さい！ (2017年5月1日 14時) (レス) id: 24eb424e41 (このIDを非表示/違反報告)
笑部(プロフ) - yuriさん» 初めまして！小説を読んでくださり、ありがとうございます！四年前から好意を寄せている先生がいるのですね……愛が深いというか何というか…先生との恋愛って難しい関係ですよね…(*_*) (2016年1月8日 21時) (レス) id: 35b041e866 (このIDを非表示/違反報告)
yuri - はじめまして、yuriと申します。早速ですが、お話を拝見させて頂きました。今後の展開を楽しみにしています！因みにですが、私も実は4年前から好意を寄せてる先生がいるんです。 (2016年1月8日 13時) (レス) id: 094bb1079f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笑部 x他1人 | 作成日時：2015年1月19日 23時
