ターゲットへ

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シンと静まり虫の音が聞こえて来る

S｢バレット、ラピHELP…｣

小さい声で情けなく二人に呟くようにSHINOBIが言ってくる

なんだろうと2人が目を向けると必死に地面に落としたマキビシを探していた

ラ｢え？もしかしてまたギーク補充分作ってくれてないの？｣

ラピが問いかけるとSHINOBIは小さくうなだれながら首を縦に振り、またマキビシ探しを再開する。その様子を見ながらバレットは足元に銃を置きながらこうインカムに向かって伝えた。

バ｢ちょっとギーク？なんでSHINOBIの作ってあげないの？｣

するとインカムの向こうから

ギ｢仕方無いじゃん！ドクターが新しい数式を思いついたからしばらく武器は誰のも生産禁止ね！エネルギーと弾の補充と修理ならいいから！って…｣

最後になるにつれて声が小さくなり、モニョモニョと最後は何を言ってるのか分からない状態になりつつも言い訳が流れてくる

その言葉に苦笑いしながらマキビシ拾いを手伝うラピとバレット。

レーザーで光が見えるとはいえ草むらの中だと光が隠れてしまっていて探すのが一苦労になる。

S｢あと1個…ない…｣

辺り一面はすべて探したのに1つだけ見あたらない事に泣きそうな顔をして落ちむSHINOBIになにか声をかけようとラピが口を開けた瞬間に別の声が割り込んで来た

ス｢SHINOBI、よく見て。そこの蜂の巣の足｣

スコープの言葉にSHINOBIが蜂の巣された男の足元を引っ張ると体の下に1点の光がある

S｢スコープ…Thank you｣

嬉しそうに声をかけるSHINOBIに笑顔で頭を撫でるスコープ。

ラ｢スコープいいとこもって行くね｣

苦笑いをしながら声をかけるラピに

ス｢だってみんな地面しか見てないんだもん。それより処理始めるよ？コマンダーやファルだけじゃなくてソニックも先に始めてくれてるから｣

その言葉に素早く身を翻し死体になった男達を軽々く持ち上げて担いで走り出す。

そしてまた森に静寂が戻るのだった。

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