ターゲットへ

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S･ド｢おまたせー｣

二人仲良くニコニコとおんぶをしながら帰ってきた姿に明らかにソニックが残念そうな顔をする

研究中のドクターは集中してる時と比例して邪魔されると機嫌がかなり悪くなる

なのでドクターの呼び出しは無線で返事がない時は誰かが呼びに行くのだがかなり悲惨で高確率で怪我を負い、そのまま無駄に痛い治療を受けるハメになる。

なのに今日はちっとも怪我した風でも痛い思いもしたように見えずにむしろ楽しそうに帰ってくるでないか。

フ｢戻ってくるの早くね？ドクターもしかして研究進まなかった感じ？｣

周りの思いを感じ取り、先に質問するファルに対してドクターはSHINOBIの背中に乗ったまま

ド｢今日はねー研究終わって寝ちゃってたんですよ。そしたらSHINOBIの暗闇にヒビった悲鳴で起きてーおんぶしてもらってきた♪｣

楽しそうに話ながらピョンと背中から飛び降り、二人そろって椅子に座る

その姿を確認したギークがそれぞれ目の前に設置してあるタブレットにデータを転送した

コ｢まず依頼主は防衛庁の烏間惟臣。ターゲットはこいつだ｣

その言葉とともに現れる黄色いタコに一同唖然とし、各々の感想を口にする

｢なにこれ｣
｢CGでしょこれ。本当のターゲットは？｣
｢バグおこした？｣
｢これが本当にターゲットだったとしてもそんなに強いわけ？｣

ギ｢はい静かにー。みんな月が三日月になったのは知ってるよね？こいつが犯人で来年地球も破壊するって犯行予告を立ててるらしいんだ｣

ギークの一言にまたもやザワつく室内を無視しある動画を画面に写す

コ｢これは俺が一足先に偵察に行った時の写真とと依頼主との会話だ｣

その言葉からそれぞれのタブレットに山の中の木造建築の建物が映されてた

屋根の上にはあの黄色いタコの姿。

そしてトラックの書かれてる校庭のような所にはナイフ術を習う30人近くの少年少女達

コマンダーが画面を見ながら淡々と言葉を並べる

コ｢ターゲットは椚ヶ丘中学校の3-Eに担任として居座っている。生徒から呼ばれ始めて定着した名前は殺せんせー。防衛庁の資料には超破壊生物と書かれてるぶっちゃけそのまんまだよな｣

｢俺もここからはアイツを殺せんせーと呼ぶことにする。殺せんせーはなぜか地球を爆発すると予告しておきながらこの椚ヶ丘中学校のendのE組と呼ばれる落ちこぼれクラスの担任ならすると言って実際に務めてるらしい。そして国は殺し屋を派遣しつつこの生徒達にも暗殺の教育をさせてる｣

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