ターゲットへ

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お腹いっぱいになった彼らはそれぞれの仕事場に行く

そんな姿を偵察へ行く2人が見送り、変装の準備と荷物を持って椚ヶ丘中学校へ向かう

昨日のコマンダーの情報からE組の教室は裏山の上の旧校舎と聞いている

が

遠い

正直この丁寧に舗装されてない山で上り下りをほぼ毎日するだけでかなりのトレーニングになるはずだ

ラ｢なぁニック俺もう面倒になってきた｣

ニ｢言うな俺もだ｣

お互いに顔を見合わせてため息をつくとまた山を登りだす

しばらくすると開けたグラウンドと木造校舎が見えた

昨日見た資料のままのボロい校舎とグラウンド

ラ｢やっと着いた…なげぇよ…これしばらく偵察で往復しなきゃならないの？｣

ソ｢ラピ…何言っても無駄だよ…俺も嫌だけどこれは仕事だよ｣

ラ｢へいへい…｣

ため息をつきながら近くの木の上からさりげなく中を覗くと意外と真面目に授業を行ってる

ソ｢へー本当にあのタコ先生なんてのしてるんだ｣

思わず感嘆の声を上げるけど隣のラピは興味無さそうに武器のチェックをさり気なくしながら無視する

楽しそうに見ているとチャイムが鳴り、授業が終わったようだ

ラ｢試しに1発…｣

軽く構えた機関銃から勢いよく打ち出される弾

エネルギー弾なので窓ガラスが割れたりせずに貫通して超破壊生物に当たる…かと思ったら避けられてこちらを見られたと思ったら目の前に居た

ラ｢うぉ！まじではぇーな！すげー！！！｣

普通ならやり返される危険で恐怖を感じるはずがむしろ楽しそうに見られる

ソ｢お前何勝手にやってるんだよ…防弾ガラスとかだったら割れて危険性あるだろ？コマンダーがカラスマ?と生徒に危害を与えないって契約に入れてるんだからちゃんと守れよアホ｣

呆れたようにラピに声をかけつつ武器を持って超破壊生物から目を離さない

目の前の間抜けな顔してるのに隙のない生物に…自然に体をほんの少しだけ固くする

殺｢ﾇﾙﾌﾌﾌﾌﾌﾌ私は死ぬ気は有りませんが殺されに来るのは好きなんですよ。
ただ本当に生徒達に危害を加えられるのは先生という立場上止めなければならないので辞めていただけるとありがたいですね〜やめて頂けなかったり生徒達に危害が加わったらどうなるか分かりませんからねﾇﾙﾌﾌﾌﾌﾌﾌ〜｣

意外としっかりした声で…でも言い方は間延びした不思議な話し方をされた

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