私とアイドルは......

45話 ページ48

涙「この辺りではぐれた、海あっちの境内の方に行って...」







黒月「リタイア用の出口から外に出て可能性は？」






スタッフ「いえ....この辺りに出口がありませんもう少し先のほうなら...」






涙「すぐに追いかけたから遠くまでは行ってないはず、足音もすぐに止まった」






「じゃぁ、いったい何処に...」







スタッフ「ひょっとしたら、ルートを外れて工事中のエリアに迷い込んだのかも....たまにいらっしゃるんですよ」






それってかなりマズイんじゃ...







スタッフ「建物全体を大々的に捜索しましょう」





黒月「すみません、お願いします」









スタッフ「文月くーん！」





スタッフ「文月さーん！」







黒月「海！海どこだー！！」






「海さーん！」








いない、いったい何処に....
まさか本当に幽霊に連れていかれたとかじゃないよね？









チリンッ...






この音鈴？





「涙聞こえた？」





涙「うん、隼音が...！」





隼「え？」





「鈴の音みたいなのが聞こえるんです」





チリンッ





隼「......！涙A、大達に知らせておいて」






涙「えっ？隼...！」



「ちょっ！隼さん？」






今のって、女の子の幽霊....







だとしたら.....







「涙...黒月さんたちを呼ぼう」

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