36話 ページ38
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伊吹「おー、なんだなんだ勢揃いだな」
加州の静止を振り切って一期一振達が結界を怖そうと一歩踏み出した時穴の中から博多を抱えた審神者が顔を出した
一期「博多！！」
博多「一兄ごめんなしゃぁい！！」
審神者の腕から一期の腕の中へ戻る博多に全員が安堵の表情を見せた後審神者の方へ視線を戻せば
大和守「ちょっ、あんた...！」
「流石に疲れた」
審神者の後ろから出てきた女は血塗れで
頭からも血が流れている
伊吹「悪いなこんな状態なもんで、話は後日でいいか？」
鶴丸「.....分かった」
伊吹「話が早くて助かるぜ」
「おっと、待ちな」
よっこいせっと審神者が女を抱き上げた瞬間
伊吹「へぇ....あんたも来てたのか日本号」
後ろで黙っていた日本号が審神者の動きを止めた
日本号「長谷部をよこせ」
伊吹「......無理だな、この状態の長谷部は渡せん」
お互いが殺気を出しながら冷戦状態に入りかけた時
審神者の腕の中にいた女が袖を引いた
「.....長谷部様の浄化と手入れを先に、穴が消える前に話しておいた方がいいこともあるでしょ、私は1人で大丈夫だから」
伊吹「......、強情め」
「なんとでも、こんちゃん」
白狐「此方に」
今剣「しろい、きつね？」
「暫く寝るから後任せた」
伊吹「へいへい、無茶すんなよ」
「はーい」
女は最後に笑ってみせると白い管狐と共に離れへの
方角へ消えていった
石切丸「さて、あれが何処に繋がって中で何があったのか説明してもらえるんだろうね」
伊吹「あぁ、そのため時間彼奴が作ったから
だが、ここじゃ狭すぎる大広間に行こうぜ
それに合わせたいのは長谷部だけじゃないしな」
審神者はそう言うと
背中からへし切長谷部以外の刀
一期「なッ....！」
加州「何処でそれを...！」
鶴丸「.....全振り集めるぞ、納得のいくまで説明してもらおうか」
伊吹「あぁ、はなからそのつもりだ」
この本丸で折れたとされた
刀達が全振り握られていた
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作者名：翠連華 | 作成日時：2022年7月12日 23時
