32話 ページ34
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伊吹「〜っ、お、.....おい、起きろA」
「いたい、」
伊吹「俺は重い早く退いてくれ」
「博多は？」
伊吹「ここだ気絶してるけどな」
伊吹の上からどくと意識がない博多を代わりに抱っこする
伊吹「平野達は？」
「寸前の所で突き飛ばして審神者部屋の外に出した
あの手が出ないように瞬時に結界だけ残してきたから巻き込まれてはいないはず、あ、あと御神刀と加州達呼ぶように伝えたし最後に鶴丸の姿見えたから踏み込む真似はしないと思う」
伊吹「さすが」
それにしても最後の声は....
博多「んぅ？」
伊吹「お、起きたか？」
「痛いところない？」
博多「ここ....は？」
伊吹「真っ黒異空間」
博多はキョロキョロと辺りを見回していたが最後に自分がとった行動を思い出したのか顔が青くなり
博多「俺のせいで.....ごめんなしゃい」
伊吹「気にすんな、長谷部見つけて帰ろうぜ」
「そうそう、大丈夫」
2人で博多の頭を撫で回す
伊吹「取り敢えず進むか」
「これ、一本道？」
伊吹「多分な前任の資料的にそこまで優秀じゃないだろうし別かれ道なんて作れないと願いたいが.....この真っ暗闇の中じゃなければ探せるんだけどな」
博多「聞こえる」
「えっ？」
博多「俺長谷部ん声聞きこえる！」
伊吹(前任の霊力同士反応してるのか？)
博多「あっち、真っ直ぐだって言ってるたい！」
「行こうか」
伊吹「おう、その前にいいか博多
長谷部はどんな状況にいるか分からない、さっきみたいにいきなり攻撃される可能性もある、何を見ても何があっても俺達の指示に従う事、勝手に飛び出さないこと守れるか？」
伊吹がそう聞くと博多は大きく頷いた
伊吹「よし、じゃぁ行くか」
暫く一本道を歩いていくと
伊吹「ふむ、扉か、蹴破っていい？」
「長谷部にあたらなければね」
伊吹「長谷部なんか言ってるか？」
博多「大丈夫って言ってるばい」
伊吹「んじゃ、遠慮なく」
伊吹が有言実行で扉を蹴破り中に進むと
中心に光が点々と浮いている
伊吹「おいおい、これは......」
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作者名：翠連華 | 作成日時：2022年7月12日 23時
