24話 ページ26
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伊吹「それじゃぁ、先ずは鍛刀部屋からな」
鍛刀部屋の襖にはご丁寧に札が貼られており
刀剣達に使用できないようにしてる
札はさっさと燃やして中に入ると辺り一面瘴気の海だ
伊吹が浄化を済ませ、呼びかけると妖精達が数人顔を出す
妖精達に主となった挨拶と供物を置いてこの部屋は終了
伊吹「ほんとに何したんだよ前任は....」
手入れ部屋にはいると、中は瘴気と血で汚れ
少なくとも手入れをする神聖な場所ではない
伊吹には瘴気を任せて
私は血の汚れを対応する
約1時間程かけて浄化を終了させる
加州達もその工程には何も言わず、静かに浄化行為を見つめていた
伊吹「よし、加州ちょっとこっち来い」
加州「俺？」
伊吹「自動でできる手入れ方法教えるから、俺らに会いたくない奴もお前の言うことなら聞くだろ」
伊吹は加州を呼び、手入れ部屋のシステムと方法について
説明し出す、加州と入れ替わりで私は外にでる
午後からは大広間の掃除かなぁと呑気に思っていれば
鯰尾「わぁ〜！手入れ部屋綺麗になりましたね！」
廊下から駆け寄ってきたのは手入れ以来姿を見せていなかった鯰尾だ
「鯰尾様お久しぶりです、手入れ以降身体の調子はいかがですか？」
鯰尾「お陰様で快調ですよ！弟達も手入れしてもらってありがとうございます！」
相変わらず腹の底が見えない脇差だな
鯰尾「今は何をしているんですか？」
「手入れ部屋の自動手入れ機能を加州様に伝えているところですよ」
鯰尾「え、手入れって自動でできるんですか！？」
「はい可能ですよ、時間と資材はかかりますが可能です
ですが、主の霊力がなければ作動すらしませんが」
念の為主があってこそ、と付け足す
これで主がいなくても手入れができるなんて思われたら明日から全面戦争の火蓋が切って落とされるだろう
上で見張っている短刀達の認識のためにもね
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作者名：翠連華 | 作成日時：2022年7月12日 23時
