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終幕 ページ22
最後というものは想像しているよりもはるかに呆気ないものだった。
というのも、何かが終わった時に残る空虚感に数日間包まれているものの、その何かが起こった記憶はなかったのだから
みんな季節の変わり目で体調だとかメンタルだとかやられてるってことにしていつも通り何の変わりのない毎日を過ごしていた。
もちろん私もその時間の並に流されるままにしていたけどいくら日が経ってもその違和感は拭われることはなかった
「ねえ、今年のクリスマスのイベントなんだけど」
「去年のがすごい好評だったのであれをリメイクするのはどうですか？」
プロデュース科テストケース1号。
そんな私にも有能な助手がいる。
仕事に追われる毎日はなんとも言い難い窮屈感を覚えながらも楽しい。
こうやって私たちはたくさんの思い出を作って成長していくんだ。
このたくさんのアイドルたちと私たち2人のプロデューサーが織り成す青春のアンサンブル。
それはきっと何にも変え難い星になるだろう
─fin─
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作者名：ナハト | 作成日時：2018年8月30日 16時
