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#1 ページ10

澪side

あの女の子……黒いパーカーにあってないなぁ
あんなかわいい顔してるんだからもっと明るい色のものの方がいいと思うのに



「あ〜……」



どうすればいいのか分からず、言葉にならなかった感情をそのまま声に出す。



「か〜がやきたかったんだ〜」



あれ?なんの歌だっけ?というかこんな歌誰か歌ってたっけ




「綺麗な声だね」


「あ、歌仙さん。この歌、知ってます?」



一応聞いてみるものの「いや、知らないねぇ」と返ってきてしまった。



「それにしても澪の歌声は昔から綺麗だったね」



昔……?私そんなに頻繁に歌ってた記憶ないんだけどなぁ


「あぁ、気にしないでくれ。こちらの話だ」



そう言いながら歌仙さんはどこかへ行ってしまった。
多分厨当番なのであろう。



「今日は、肉じゃがが食べたいなぁ……」



絶対無理だろうね。
歌仙さんああいうの苦手そうだもん。



あーあ、外に行こかな〜。

#2→←ジャンヌ・ダルク伝説



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作者名:ナハト | 作成日時:2018年8月30日 16時

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