#3 ページ12
「よかったらこれ、俺の連絡先です。もしかしたら役に立てることもあると思うので。あ、あと姉さんが演劇科にいた時に作ってた資料です。持って行ってください」
渡された資料はプロデュースの資料みたいにたくさんのことが書き込んであった。
「じゃあ、学科巡りしようか、杏奈ちゃん」
演劇科を出てアイドル科へ帰る途中。杏奈ちゃんとの無言の空気に耐えられずに思わず言ってしまった。
「あの、普通科の時、私澪先輩のこと知ってたんです。澪先輩生徒会とかそう言う訳じゃないのに、なぜかいろんな仕事任されててしかも完璧って有名でした。でも、一部ではいつか捨てられるって言われてて」
先輩はあの優しい性格でみんなのことを助けるからそれを逆手に取ったやつらが先輩を都合のいいように使って捨てて行った。
それを何度も繰り返していたのになんで人助けをやめなかったの?
「多分どの学科でも同じようなことがあったんだと思いますよ。」
ちょっと詳しく調べてみよう…
☆〜☆〜☆〜
【藤堂澪】
・音楽科として入学後数か月後声楽科へ転入。
・2年時、演劇科へ転入するものの3か月で普通科へ。そして数週間たちプロデュース科テストケース1号としてプロデュース科へ。
先輩はどうやら夢ノ咲学院の中では相当な有名人だったようで学校のサイトにWiki○ediaのような項目が出来ていた。
短期間で何度も何度も学科を変えていることも先輩が有名になった原因の一つだと思う。
それでも、先輩が審神者になった情報は一つもなかった
どうしよう、全然正解にたどり着けない!
142人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナハト | 作成日時:2018年8月30日 16時