Sweet Surprise (ページ12)

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｢ご飯食いに行こ｣

さすがに今日はないだろうと思った。

2日連続で誘ってこないだろうと。

『え、あ、はい』

私をまっすぐ見つめる鶴房くんの目にドキッとする。

この人の瞳は怖い。

曇りひとつなくて、まだ世の中を知らない子どものようにあどけなくて、純粋で、まっすぐで、綺麗な瞳。

汚れきった私の瞳とは正反対だから怖いと感じてしまう。

先に教室を出ようとする鶴房くんのあとを着いていく。

*
一緒に弁当を食べているのに無言なのはどうも気まずくて話しかけてみることにした。

そういえば鶴房くんのこと何も知らないなって。

『鶴房くんはどこから来たの？』

｢神戸｣

『だから関西弁なんだね』

｢おう｣

『｢・・・・・・｣』

………はい、きた無言タイム

私が会話を続けることが下手なのもあるけど鶴房くんも何か話してよ。

でもあっちは何の気まずさも感じてなさそうだし…

『部活は入るの？』

｢もう入る気はないな｣

『へぇ・・・』

でも昨日よりは緊張してない

鶴房くんに慣れてきたのかもしれない。