え？ ここって？ ページ32
蒼「ここですよ♪ 二宮先輩♪」
案内されたのは…翔ちゃんが大野さんに知らせずに引っ越ししたマンションだった…
灯台もと暗しとは…よく言ったものですよ…
蒼「ダディ、珈琲でいい？ ビールがいい？」
翔「珈琲でいいよ…」
蒼「ＯＫ！ 二宮先輩座って下さいね♪」
和「…ありがとう」
翔「…ニノ …ここ知ってたの？」
和「ええ…翔ちゃんが姿消して…
大野さんがマネージャー問いつめて知りましたよ…」
蒼「ダディ、珈琲…、二宮先輩もどうぞ♪」
翔「…珈琲飲んだら帰れよ…」
和「聞きたい事山ほどあるのにですか？」
蒼「…ダディ、薬飲んだの？」
翔「…いや…飲んでないよ…」
和「…薬？」
蒼「…誰かさんのせいでね…ダディ心臓が悪いの
いつ倒れてもおかしくないんだよ…
ダディが倒れたら…危ないんだよ！
死ぬかもしれないんだよ！」
翔「蒼…もういい」
和「翔ちゃん？ それ…本当に？」
翔「ああ…本当だよ…手術もしたが…完治してないんだよ」
翔ちゃんは大量の薬を飲んでいた…
そういえば顔色も悪い…
翔ちゃん？
どんな生活…してたんですか？
翔「…みんな元気そうで…あん………」
翔ちゃんが胸を押さえて倒れてこんだ…
蒼「ダディ？！ 救急車！」
和「え？」
蒼「ダディ！ 救急車呼ぶからね！」
翔「…ああう………蒼……」
俺は慌てて救急車を呼んだ
蒼「ダディ！話さないで！ お願い！」
翔「…俺に…なにか…あったら…」
蒼「ダディ！話さないで！」
翔「…書斎の机の………」
蒼「ダディ！ 早く！
ダディが死んじゃうよ！」
翔ちゃんは意識がなかった…
翔ちゃんは主治医のいる病院へ運ばれた…
とても危険らしい…
翔ちゃん…死ぬなんて…許しませんよ…
やっと見つけたんですよ…
これから…また…
みんなで…楽しくやりましょうよ……
…翔ちゃん……
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作者名：伽羅 | 作成日時：2021年5月29日 3時
