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…京都へ行くの…？ ページ13
京都での舞台に大野くんが選ばれた
それはスゴい事でいい事なんだけど…
…しばらく大野くんに会えなくなる
でも…喜ばないと…
俺は気がつくと廊下で踞っていた…
多分…いや…絶対に泣いてる…
大野くんは俺にとって憧れの先輩で
いい友人で…
時には家庭教師もしてくれる大事な人…
…京都
…遠い
智「…櫻井くん？ どうしたの？」
翔「…おめでとう …舞台がんばってね…」
智「おいっ 目を見て言えよ」
翔「…やだ …今見られたくないもん…」
智「こっち向けって！
…なっ……………！」
翔「…俺帰る… じゃあね 大野くん…」
俺は逃げるように帰った
俺は始めてじゃないかな…
泣き疲れて眠ってしまったんだ…
大野くんに出会ってからいろんな感情が出てくる…
『ありがとう ごめんね だいすき だいきらい
君が僕に教えてくれたもの…
たのしい かなしい うれしい さびしい〜♪』
ラジカセから流れるこの曲がまるで俺の心を代弁してるようだ…
俺はこの曲のアルバムを買って聞いてた
大野くん…
あなたは俺にいろんな事を教えてくれた…
こんなにさびしい思いも…教えてくれたんだね…
俺はおもいっきり泣いた…
…そして
…大野くんが好きなんだって気がついたんだ
…恋愛対象として
…俺は大野くんが好きなんだ
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作者名：伽羅 | 作成日時：2021年5月22日 8時
