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さとさんだけ… ページ6
さとさんに何度も…何度も…抱かれた
俺には…さとさんだけなんだよ…
さとさん以外…愛せないんだよ…
意識を失えば…また引き戻しされる…
気持ちよすぎて…おかしくなりそうだ…
そして…俺は…指一本も動かせなくなった…
「大丈夫か？」
…うん…動けないけど…
スゴく…気持ちいい…
「…抱いた後の翔の香り…いいね…」
えっ？
「スゴく甘い香りがする…」
そうなの…？
「うん…なんともいえない…甘い香り…」
…そう…なんだ……
「もう少し眠りなよ…
時間は…たっぷりあるからね…」
…ぅん……
翔から香る…なんともいえない甘い香り…
スゴく甘くて…いい香り…
この香りを知ってるのは…俺だけ…
安心して…すやすやと眠る翔を見ていた…
そして…若い頃の…誤ちに…反省した…
俺には…翔しかいないのに…
なんで…この手を離したんだろう…
その結果…大切な翔が…壊れてしまった…
時間をかけて…やっと元の翔に戻った…
何年かかったんだろうか？
５年…いや…１０年近くかかった…
しあわせそうに眠る翔…
翔…今は…しあわせかい？
しあわせなら…いいなぁ…
俺は…これ以上ないほど…しあわせだよ…
翔がいて…
かわいい子供たちもいる…
この生活が…とてつもなくしあわせなんだよ…
翔も…同じなら…いいなぁ…
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作者名：伽羅 | 作成日時：2022年4月20日 1時
