今日:29 hit、昨日:1 hit、合計:12,691 hit
小｜中｜大
日記を探せ ページ34
思いきって…書斎を開けると…
うっ…！
やっぱり…足の踏み場もない…
日記…ここにあるのか…
掃除機片手に片付けを始めた…
…勝手に捨てると…うるさいだろうなぁ…
とりあえず書斎の床の一角を掃除機をかけて
床にある…本と書類を積み重ねる…
それを数回繰り返して、なんとか床が見えてきた…
ここから日記を探すのかぁ〜
翔の性格だから…数年分あるかもしれない…
本棚、引き出しを探して…
なんとか日記を見つけた
１３歳…１４歳…１５歳…１６歳…１７歳…１８歳…１９歳…２０歳…２２歳…２３歳…２４歳…２５歳…
あれ？ ２１歳の日記がない…
どこに…あるんだ？
…ここの引き出し…調べたかな？
引き出しを開けると…２１歳の日記が…
なんで２１歳の日記だけ…別にあるんだ？
俺は…その日記を読んだ…
発作に襲われ続け…
俺と別れる決意をし…事務所も退所すると…
俺は両方反対していると…
大学はなんとか単位と日数をクリアして落第はない…
確かに…２１歳の頃は…発作が多かった…
俺も…心配ばかりしてた記憶がある…
体調も思わしくない翔から離れたくなかった…
仕事も…できるだけセーブして傍にいた記憶がある…
…翔…お前は…そんな思いでいたのか…
俺は…ただ…翔が笑ってくれるだけでいいのに…
なんで…わかってくれないんだよ…
…翔…もう…身体の心配はないんだよ…
だから…早く…俺を…思い出してよ…翔…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伽羅 | 作成日時：2022年1月20日 9時
