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…思い出した… ページ38
あれから翔は…私を抱くようになった
翔に抱かれる度に…少しずつ記憶が甦る…
男だった事…
きみを…愛してる事…
左腕の痣は…綺麗に消えていた…
「智？ どうしたの？」
翔…思い出したの…
「なにを？」
…男だった事を…
「そうか…」
翔を愛してた事を…
翔に…必死で…左腕の痣を隠してた事を…
「…どうするつもりなの？」
いつ…女から男になるか…わからない…
でも…翔と…離れては…生きていけない…
「俺は…あなたが男でも…女でも…
関係ないんだよ？」
翔…いいの…？
「うん…あなただから…愛したんだよ…
あなたしか…愛せないんだよ？」
…翔…！
「これからの事…一緒に考えよう？
ダメかな？」
…翔…！
「あなたがいいように…すればいいからね？」
うん…
…ん……んん……ぅん……んん………
「…どうしよう…」
どうしたの？
「…無性に…あなたを…抱きたくなった…」
…私も…翔に抱いてほしい…
俺の腕の中で…
穏やかに眠るあなた…
これから…先に相葉ちゃんたちに報告だろうなぁ…
休止から…あなたからの連絡を待ち続けている…
相葉ちゃん、ニノ、松潤…
これまでの事を…どう説明しようか？
眠るあなたの顔を眺めながら…考えていた…
あなたが傷つかぬように…しないとね…
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作者名：伽羅 | 作成日時：2021年11月8日 18時
