…やっぱりねぇ… ページ10
一緒に住もうって言い続けていた智…
しばらく定期的にプライベートで会う事が出来ると
一緒に住むって言う話はなくなった…
それどころか…趣味の絵に没頭して…
俺の存在を忘れてる…
こうなると思ったんだよね…
つきあって何年って…もう７年か…
こんな事の繰り返し…
もう慣れた…
上田「兄貴と一緒に食事なんて久しぶりッス！」
久しぶりだね♪
好きなの食べていいからね？
上田「はいっ！」
はぁ〜〜〜〜
上田「兄貴？」
ああ…ごめん…
上田「なんかあったんですか？」
ん〜あったって言うか…なにもないと言うか…
「恋人とうまくいってないんすか？」
恋人とうまくいってない…か…
最近は…なにもないよ…
自然消滅になってもおかしくないね…
上田「何年つきあっているですか？」
ん…７年？ もうすぐで８年かな？
上田「結婚はしないんですか？」
そんな話もあったね…
最近は会ってもいないからね…
上田「兄貴…大丈夫ですか？」
うん、まぁ〜呑もうか？
上田相手に酒を呑んだのはいいが…
そうとううっぷんがあったのか…
上田にグダを巻き…そして…酔い潰れた…
上田が家まで送ってくれたようだ…
上田は俺の恋人が誰かは知っている…
以前…俺がうっかり話してしまったんだけどね…
上田は俺の恋人の事は内緒にしてくれてる…
翌日…俺は上田に詫びを言った…
上田は『気にしないで下さい、また呑みましょう』って言ってくれた
はぁ…後輩に心配かけて…
しょうがない先輩だ…
智とこれからどうしようか…
続けるか…別れるか…どうしようか…
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作者名：伽羅 | 作成日時：2021年10月25日 1時
