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…そんなに… ページ34

数ヶ月に及ぶ裁判を翔と傍聴した

ゆかりの裁判の裁判員の謎の死
それは青島の犯行だったんだ


ゆかりさんってどんな人なの?

「えっ?」

どんな人だったの?

「雰囲気は俺をキツい感じにした感じかな?」

智さんに似てるの?

「俺は似てないと思うけどね…
親戚は似てるっていうなぁ…
これがゆかりだよ」

綺麗な人だね

「見かけはな…スゴい自己中心的でな
なんでも思い通りにしないと気が済まないんだよ
だから…翔の傷があるんだよ」

えっ?

「裁判ではサラッと言ってたろ?
翔が巻き込まれたっていう事件
ゆかりに誘拐されて…
閉じ込められて…暴行されたんだ…
翔の身体中にある傷を付けたのは…ゆかりだよ…
俺との結婚に…翔が邪魔だったんだ」

えっ?

「何度も何度も…襲われたんだ」

今回みたいに?

「ああ…ゆかりの両親…俺の伯父伯母は
ゆかりが事件を起こせば…すべて示談にさせたんだ
翔にも示談の話をしようとしたんだよ
俺もじいちゃんも聞いて腹が立ってな
示談にして俺と結婚させるつもりだったって」

えっ?

「翔の存在が鬱陶しいから…ゆかりと伯父伯母は
翔を殺そうとしたとも言ってたんだよ」

どうして? 僕を?

「俺の婚約者だから…嵐のメンバーだから…
俺とずっと一緒だったから…」

でも…智さんは

「俺は…翔を選んだ…翔しか考えられないからね
娘可愛さに…見えなくなったんだろうなぁ」

ゆかりさんは? どこにいるの?

「ゆかりは死刑になった…墓もないよ
伯父伯母も出所したら…
じいちゃんに連れて行かれるんだろうなぁ」

どこに?

「ゆかりが眠るじいちゃん所有の無人島へ
そこは…母ちゃんの方の親戚の処罰場
1度入ったら…生きては出れない
合法的に処罰されるんだよ」

そんなトコがあるの?

「ああ…知ってるのは
じいちゃんと管理してる親戚だけ」

じゃあ…仕返しとか出来ないって事?

「ああ…無人島を管理するっていう名目で
ゆかりが眠る無人島へ入れられるんだ
四方八方檻で囲まれた無人島にね」

そんなに…僕が邪魔だったの?

「違う!
俺が拒み続けたからだよ!
翔は…悪くないよ!」

智さん

「俺は…翔を選んだんだよ
翔しか考えられないんだよ
もう…翔のいない生活は…イヤなんだよ!」

智さん…僕…記憶ないよ?

「そんなの関係ないよ!」


俺を抱きしめる腕が…振るえていたんだよ…

…僕は…→←再び…裁判が…



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作者名:伽羅 | 作成日時:2021年10月15日 12時

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