何処 ページ41
…ん……誰かいる？
目を覚ましたら…誰かがベットに寄りかかるように寝ている…
どうして？
…しばらくすると襲われそうになった恐怖が甦る
…いやぁ…！
「どうした？」
…いやぁ…！ 智…助けて…！ いやぁ…！
「翔！ しっかりしろ！ 俺だ！ 智だ！」
…いやぁ…！ 離して！ 智…！ 助けて！
「…翔！」
俺は強く抱きしめてキスをした…
…ん……んん……ぅん……んん……zzz
「…眠ったか…」
聡の野郎…絶対に許せない…
一発だけじゃ収まらねえよ！
翔…早く忘れろ…あんな事…
俺に忘れろって言いながら…俺を呼ぶのか？
俺をずっと…呼んでいたのか？
なぁ……翔……
…さと……どこ……さと……
「…ここにいるよ？ ずっと傍にいるよ？」
……さと……
俺の事…さとって…
相当ツラいんじゃないのか？
翔…
カラン♪
『楓さん？ いますか？』
「…寝てるよ…」
翔マネ「大野さん…どうしてここに？」
「うるせえよ！
なんで翔のマネージャーがここに来るんだ？
ええ？」
翔マネ「…それは…」
カラン♪
智マネ「大野さん、
迎えにって…
なんで櫻井さんのマネージャーが？」
「マネージャー、
…悪いけど…今日帰れなくなった」
智マネ「はい？」
「楓さんが倒れた…」
智マネ「楓さんって？」
「楓さん…いや…翔…と言うべきかな？」
智マネ「え？ 櫻井さん？」
「だよなぁ〜 小賢しいタヌキさんよ♪」
翔マネ「…知りませんよ！
では、私は帰りますから！」
「気をつけてなぁ♪」
俺はマネージャーに楓さん…翔の日記の話をした
オフはまだ２日ある…
明後日に迎えに来ると言い戻った
ニノにバニシングツインの事を
調べてもらうように頼んだ…
俺は…こんな状態の翔を置いて帰る事が…
出来なかったんだ…
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作者名：伽羅 | 作成日時：2021年9月6日 9時
