すれ違い…10 ページ26
再び眠った翔…
相葉ちゃん達も心配してるけど
翔は…起きない…
やっと起きたのは…再び眠ってから一年後だった
「やっと起きたか?」
うん…
「心配したんだよ?」
もうあなたにとって俺は必要ないでしょう?
「翔? なんで?」
鍵…替えたの聞いてない…
アドレスの変更も…聞いてない…
「それは…悪かった…」
もう…あなたにとって…俺は必要ないでしょう?
もう別れようよ…
「翔? なんで?」
もう別れよう…それがいいんだよ…
俺の住んでるマンション…知ってるの?
「…知らない…マネージャー…教えてくれない」
俺が頼んだからね…
もうメンバーとしてつきあうね…
今までありがとうねぇ…
「翔? 話を聞いてよ?」
もう話は終わったよ…
大野さん…もう終わったんだよ…
「翔? 俺は別れないからな!」
もう…ほっといてよ!
「翔? 話を聞けよ!」
もう終わったんだよ!
ほっといてよ!
「…翔…俺は…翔が必要なんだよ?
なんで?」
…鍵の交換も…アドレス変更も…
教えてくれない…
恋人としても…半年以上会ってない…
これで恋人だって言える?
「…それは…」
こんな事されて…別れる以外ないよね?
「コンサートの準備で毎日会ってて…
安心してたんだよ…
隣に住んでるから…いつでも会えるって思って」
でも…一度も来なかったよね?
「…ごめん…」
もう…終わったんだよ…
もう…ほっといてくれる?
「翔…!」
もう…終わったんだよ…
もう…ほっといてよ…
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作者名:伽羅 | 作成日時:2021年9月3日 15時